クラウドサービスとは。なぜ急速に利用が伸びているのか解説します。

急速に利用が拡大しているクラウドサービス。

現在のコロナ禍の中で、在宅勤務などが拡大し、テレワークやリモートワークなどの需要が増すとともに、企業ではクラウドサービスの採用がこれまで以上に広がっています。

従来の物理サーバーからクラウドへの置き換えも進んでいます。

  • クラウドとはどういったもので何ができるのでしょうか?
  • クラウドの導入にはどんなメリットやデメリットがあるのでしょうか?
  • クラウドの選び方はどうすれば良いのでしょうか?

上記のようなクラウドにおけるさまざまな疑問を解説します。

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「クラウド」とは

最近、さまざまなところでクラウドという言葉を聞くようになっています。

そもそもクラウドとはどういったもので、なぜ急速に利用が拡大しているのでしょうか?

クラウドとは

クラウド」とは、その名の通り「」を意味しています。

皆さんもクラウドの解説などで、雲のイラストが使われているのを見たことがあるのではないでしょうか。

インターネットを通した先に多くのコンピューターが集まっているイメージを雲として表したように、クラウドサービスはネットワークを通して外部のコンピューターが提供するサービス(メールやWeb、仮想サーバーなど)を利用するものです。

急速に伸びるクラウド

現在クラウドは急速に利用が伸びています。

今年のIDC Japanの国内市場の調査によると、2020年の国内パブリッククラウド市場は、前年比19.5%増の1兆654億円となっており、今後、2025年には2兆5866億円まで伸びると予想されています。

このように急速にクラウド利用が伸びている背景には、以下のような理由が存在します。

      • 導入コストが安い
      • 導入と利用開始まで迅速に行える
      • テレワークなど、コロナ禍に伴うもの

クラウドの種類

ひとまとめにクラウドと言っても、実はさまざまな種類があります。

ここではクラウドの種類について見ていきましょう。

クラウドには、大きく分けて自社サーバーを仮想化してクラウド化する「プライベートクラウド」と、クラウド事業者が提供する「パブリッククラウド」に分けられます。

ただ、一般的にクラウドといえば、パブリッククラウドのことを言いますので、以下ではパブリッククラウドの種類を解説します。

パブリッククラウドは、大きく分けて以下の3つとなります。

SaaS

SaaSは、Software as a Serviceの頭文字を取ったもので、サースサーズなどと読みます。

SaaSとは、ソフトウェアを提供するクラウドサービスです。

主に、GmailやDropboxなど出来上がったサービスを利用します。

PaaS

PaaSは、Platform as a Serviceの頭文字を取ったもので、パースパーズと読みます。

PaaSとは、アプリケーションの開発環境などプラットフォームを提供するクラウドサービスです。

主に、Google App EngineやDockerなどが該当します。

IaaS

IaaSは、Infrastructure as a Serviceの頭文字を取ったもので、イアースイァースアイアースアイアスなどと読みます。

IaaSとは、サーバーやストレージなどインフラを提供するクラウドサービスです。

主に、AWSやMicrosoft Azure、Google Cloud PlatformなどがIaaSに該当します。

 

特に従来の物理サーバーを使う方法(オンプレミス)から置き換わるのがこのIaaSです。

IaaSでは、オンプレミスと同じようにサーバー・ストレージ・ネットワークが使えるだけでなく、物理機器やこれまでの規模の保守体制が必要なくなることから導入コスト、運用コストなどを大幅に減らすことができます。

そのため、オンプレミスから急速にクラウド移行が進む理由の一つともなっています。

以降は、IaaSメインでクラウドについて深掘りしていきます。

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クラウド導入のメリット

クラウドサービスを利用すると、どんな良いことがあるのでしょうか。

ここでは、クラウド導入のメリット、デメリットについて見ていきましょう。

メリット

      • 固定資産としてのサーバーや、保守の体制を持つためのコストがなくなる
      • 導入費用が安価で迅速に行える
      • 災害時のリスクが少なく、復旧が早い
        など

デメリット

      • カスタマイズできる部分が限られるケースがある
      • 既存システムとの連携が難しいケースがある
      • インターネット回線停止によるサービス停止が発生する
        など

クラウドの選び方とは

ITシステムには、今回解説しているクラウド以外にも物理サーバーやVPSなどさまざまなものがあります。

では、クラウドはどういった目的に向いているのでしょうか。

また、さまざまなクラウドがある中で、どうやって選べば良いのでしょうか。

クラウドを選ぶべき業務とは

どういった業務にクラウドを選ぶべきか、もしくは向いているのかということについては、以下をポイントにして考えると良いでしょう。

      • 自社の目的に合ったクラウドサービスがない場合
      • 大幅なカスタマイズ等が必要な場合
      • インターネットへの接続が制限されているなど、高いセキュリティレベルが要求される場合
        など

基本的に現在のクラウドサービスでは、すべての分野をカバーしており使えない分野はないと考えても良いのですが、上記に掲げた点に当てはまる場合はクラウド以外の選択をすると良いでしょう。

どのクラウドが良い?

クラウドサービスには、大手サービスだけでもAWS、Microsoft Azure、Google Cloud Platform、Alibaba Cloudなどさまざまなサービスがあります。

これだけ多くのサービスがある中で、どれを選べば良いのでしょうか?

大手クラウド各社が提供しているサービスには大きな違いはありません。

その上で、以下のような強みがあるので利用の際の判断材料の一つとするのも良いでしょう。

AWS(Amazon Web Service)

言わずと知れた世界シェアNo.1。

サービスのラインナップが豊富に存在し、どの分野においてもまんべんなく強い。

そのため、利用しているユーザー数が多く、利用事例なども多いため、非常に多くの情報が出回っています。

Microsoft Azure

AWSに続く世界シェア第2位。成長率ではAWSの49%を上回る89%となっており、世界シェア第1位を狙っている。

製造や電力、金融系、政府系、航空系など、専門的な分野に特化していることが強み。

Active DirectoryなどMicrosoftサービスとの高い親和性を持ちます。

Google Cloud Platform

ビッグデータの分析や処理を行うサービス、コンテナ技術に強みを持つ。

検索エンジン、メール、地図など、世界中の膨大なデータを取り扱っているGoogleならではの強みが存在します。

 

こうしたことを参考に、目的に合ったものを選びましょう。

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まとめ

インターネットを介してサービスを利用することのできるクラウド。

従来の物理サーバーと比べて導入コストが非常に安く、メンテナンス体制が不要などといったことから、中小企業などでも手軽に導入でき、急速に拡大しています。

クラウドを大きく分けると、「SaaS」「PaaS」「IaaS」の3つに分かれ、今回は「IaaS]について解説しています。

そして、クラウドを利用することによるメリットやデメリット、各社ごとに強みや特徴が存在しています。

クラウドを利用する場合は、目的と合ったサービスをしっかりと選択することが大切です。

 

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