Windows VPSとは。サービスの詳細やセキュリティ対策を解説

Windows VPSは、自宅やカフェ、ワーキングスペースなどのさまざまな場所から、リモートデスクトップ接続でWindowsが使えるサービスです。

MacなどのWindows 以外のパソコンや、スマートフォンといった他のOSからも接続することができます。

したがって、Windows VPSは、単に「リモート作業が可能になる」というサービスではありません。

Windows OSが使えない機器からでも、デスクトップOSで圧倒的なシェアを持つWindowsが使えるという大きなメリットがあります。

今回は、Windows VPSの概要から、各社で提供されているサービスなど、Windows VPS全般について解説します。

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Windows VPSを使ってみる

windowsvpsとは-1|Winserverのススメ

VPSとは

Windows VPSの「VPS」とはどのようなものでしょうか。

従来のコンピュータは、1台の物理機器上で1台のデスクトップ環境しか起動できませんでした。

これがオンプレミスと呼ばれる自社内で物理サーバーを設置して利用する方法です。

オンプレミスは物理サーバーの導入により莫大な初期コストが発生すること、減価償却費の発生などのデメリットがあり、現在では積極的に選択するケースは多くありません。

また、ホスティングサービス業者からサーバーが提供される場合も、選択肢は少なく、高価な「専用サーバー」か、他ユーザーとリソースを共用する「共用サーバー」のどちらかを選ぶ必要がありました。

しかし、コンピュータの処理速度の向上や、1台の物理サーバー上に複数の仮想的なコンピュータを起動する仮想化技術が進歩したことにより、バーチャル・プライベート・サーバー(VPS)の利用が一般的となってきました。

VPSとは、1台の物理サーバー上に複数の仮想サーバーを立てて、ウェブサーバーやデータベースサーバーなどさまざまな目的で使えるようにしたものです。

これには、コストの削減や利用のしやすさなどいろいろなメリットがあります。

VPSについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

Windows VPSが注目される背景

仮想環境として利用者に提供されるVPSのうち、Windows環境として提供されるものを特に「Windows VPSと呼んでいます。

アイルランドのアクセス解析サービス「StatCounter」が2022年1月に発表したレポートによると、デスクトップ用のWindows OSは、世界で75.7%もの高いシェアを持っています。

このように、パソコンやサーバーのOSとして非常に高いシェアを持つWindowsは、VPSとしての需要も非常に高く、Windows VPSはこうしたニーズに応えるものとなっています。

VPSでWindowsを使うことは、Windowsが持つ以下のようなメリットをそのままVPSで活かせるという強みがあります。

    • デスクトップWindowsで馴染みのある、取っ付きやすく高い操作性
    • さまざまなMicrosoft製品との高い親和性
    • 大手ベンダーならではの充実したサポート体制

こうした強みはエンタープライズ市場でも信頼感や実績につながり、Windows VPSの利用の拡大につながっています。

Windows VPSは時代のニーズに一致

2020年以降、新型コロナウイルスの影響により、テレワークやリモートワークなどの新しい働き方が広がっています。

また、デジタル技術の利用拡大に伴って、これまで以上に幅広い利用者が、サーバーを利用するようになりました。

こうした時代の変化にマッチしたVPSの広がりについて、特にWindowsという観点から考えてみましょう。

Windows VPSは個人やフリーランスにも最適

従来のオンプレミス型は非常に高価で、個人やフリーランスでは手軽に利用できるものではありませんでした。

オンプレミス以外の選択肢としてよく利用されるレンタルサーバーですが、かつては以下のようなデメリットがありました。

    • 専用サーバーは高価
    • 共用サーバーは他の利用者のリソースの影響をうける

VPSは、専用サーバーと同じような使い勝手を低コストで実現できるサービスです。

たとえば、WinserverのVPSでは、Windows環境を利用することができます。

2週間の無料トライアルを実施しているため、使い勝手をお試しいただくことも可能です。

また、Windows VPSデスクトップOSのWindowsと操作感が似ているため、専門的な知識がなくても手軽に利用できます。

さらに、Microsoftの充実したサポート体制を受けることもできます。

Windows VPSは、個人やフリーランスの方にとっても魅力的なサービスであると言えるでしょう。

Windows VPSでコスト削減が可能

VPSやクラウドなど、自社でサーバーの保守を行う必要がない仕組みを利用することで、保守のための人材を確保する必要がなくなります。

企業にとって、ITリソースをいかに効率よく活用できるかが大きな課題となっています。

そこで、機器費用や人件費の削減ができるVPSは、企業経営にとっても大きなメリットがあります。

Windows VPSでBCPを確保

大規模な地震や風水害などは、企業の建物や設備などに大きな損害を与えることもあります。

従来、こうしたケースでは、自社内にあるサーバーは損壊の可能性が高くなっていました。

サーバーが損傷して使えなくなると、以下のような問題が発生します。

    • サーバーを利用している業務が止まってしまう
    • サーバーで管理している情報が破壊、損失してしまう

こうしたことがあれば、会社の業務は停止し、大きな損失につながる可能性があります。

しかし、VPSであればこうした問題はかなり軽減されます。

VPSでは、物理サーバー自体は遠隔地のデータセンターに設置されており、多くの場合は複数箇所でデータを複製しています。

そのため、インターネット接続さえ復旧して端末から操作できるようになれば、業務を再開することができます。

近年の情報セキュリティ意識の高まりの中で、こうした事業継続計画(BCP)の確保も企業にとっては重要な要素となっています。

Windows VPSのセキュリティ対策

Windows VPSは、オンプレミスのWindows Serverと同じWindows OSを搭載したコンピュータの一種です。

当然ながら、通常のコンピュータで実施するようなセキュリティ対策を実施する必要があります。

また、Windows VPSでは、VPSならではの対策を追加する必要があります。

昨今、インターネットにおけるセキュリティ上の脅威が増すとともに、犯罪の悪質化や巧妙化が進んでいます。

こうした状況下では、サーバーなどの情報システムや、サーバー内で扱う情報について、厳重なセキュリティ対策が求められます。

具体的にWindows VPSに対して行うべきセキュリティ対策は、以下のようなものがあります。

<通常のサーバーと共通のもの>

    • セキュリティ対策ソフトの導入と定義ファイルの自動更新

<VPSならではのもの>

    • 操作端末へのセキュリティ対策ソフトの導入
    • VPSのパスワードの定期的な変更
    • VPSサーバー側での接続できるIPアドレスの制限
    • ネットワークの暗号化

など

ホスティング業者やセキュリティベンダーの中には、VPSサービスに対してのセキュリティ対策を実施しているケースも多くあります。

Windows VPSを利用する場合には、セキュリティ対策が充実したサービスを利用することも検討してみましょう。

インターネット経由で利用するVPSは、従来型のオンプレミスに比べて、特にネットワークに対するセキュリティ対策が重要となります。

Windows VPSはどうすれば使える?

Windows環境をVPSサービスとして提供しているWindows VPSは、どのようにすれば使えるのでしょうか。

AWSなどのクラウドサービスでは、Webブラウザから接続できる管理コンソールで操作できるような仕組みが整えられています。

Windows VPSも同様で、多くのベンダーにおいてWebブラウザでアクセスできるコンソールがあり、そこから操作できるようになっています。

具体的には

      1. Webブラウザで管理画面にアクセスする
      2. 対象のWindows VPS環境を選択する
      3. 接続して画面操作を行う

こういった手順で操作をすることで、Windows VPSを利用することができます。

まとめ

VPS(バーチャル・プライベート・サーバー)は、物理サーバー上に仮想化技術を使って仮想サーバーを構築し、提供するサービスです。

従来のレンタルサーバーで一般的であった共用サーバーと比べて、「パフォーマンスが良い」「他リソースの影響を受けにくい」「比較的コストが安く済む」といったメリットがあります。

こうした利用形態の中でも幅広く利用されているのが、馴染みのあるWindowsの環境(Windows ServerやデスクトップWindows)を提供するWindows VPSです。

Windows VPSを使うことは、機器の盗難や紛失による情報の漏洩を防ぐ以外にも、テレワークなどの多様な働き方を実現するための有効な方法でもあります。

また、オンプレミスのように物理サーバーの導入がないことによる初期コストの削減と減価償却費の発生がないことも企業にとって大きなメリットがあります。

ただし、VPSの利用の際には、今回説明したようにオンプレミスを利用する以上に適切なセキュリティ対策が重要となります。

具体的には、「サーバー側」「ネットワーク」「利用するクライアント端末」の3つに分けて、それぞれにセキュリティ対策を実施する必要があります。

Windows VPSは、非常に便利でさまざまなことに使えるサービスです。

利用する場合は、今回説明したセキュリティなどを含めて安全に利用しましょう。

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