サーバーとは、ネットワーク上で利用者にさまざまなサービスを提供しているコンピュータのことです。
なんとなくイメージがわいても、具体的な定義を答えるのは難しいのではないでしょうか。
サーバーにはWebサーバー、メールサーバー、ファイルサーバーなど、さまざまな種類があります。
実際にサーバーを利用する際、目的や用途にあわせて適切なサーバーを選ぶのは至難の業ですよね。
今回は、初心者の方にもわかりやすいように「サーバーとは何か」「サーバーの選び方」などを解説します。
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目次
サーバーはどのようなコンピュータ?
サーバーとは、どのようなコンピュータのことでしょうか。
「個人が使っているパソコンとは違い、企業などで利用している業務用の大きなコンピュータ」というイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。
これもあながち間違いではありません。
Wikipediaでは、サーバー(Server)は
「サービスを利用者のリクエストに応じて提供するソフトウェア、あるいはその機能が稼働しているコンピュータのことである。」
と記載されています。
つまり、サーバー(Server)とは「サービス(Service)を提供するもの」という意味です。
たとえば、WebサーバーはWebサイトを見るためのサービスを提供します。
同様に、メールサーバーはメールの送受信、ファイルサーバーはさまざまなファイルやデータの管理といったサービスを提供しています。
このように、サーバーは利用者(クライアント)のコンピュータに対して、多種多様なサービスを提供するコンピュータのことを言います。
サーバーにはどのようなものがある?
サーバーは、大きく「物理サーバー」と「仮想サーバー」に分けられます。
物理サーバー
従来からあるサーバーです。
一台の物理的に存在するサーバー機器上で、1つのサーバーが動作しています。
利用形態によって、さらに「共用サーバー」と「専用サーバー」に分けられます。
- 共用サーバー:1台のサーバーを複数の利用者で共用して使う方法で、レンタルサーバーによくある方式。他人の使用状況などで影響を受けるがコストは安い。
- 専用サーバー:1人の利用者が専有して使うもの。自由に使うことができ、他の利用者の影響を受けることはないが、共用サーバーに比べてコストがかかる。
仮想サーバー
1台の物理サーバー上に、仮想化技術を使って複数の仮想サーバーを作るものです。
利用形態によって、「Virtual Private Server(VPS)」と「クラウド」の2つに分けられます。
- VPS:VMware、Hyper-Vなどのハイパーバイザーを使って物理サーバー上に仮想サーバーを作るもの。比較的自由度が高く、他の利用者の影響は受けにくい。
- クラウド:クラウド上にサーバーを構築するもの。自由度や柔軟性が非常に高い。
予算や用途に合わせたサーバーの選び方
それぞれのサーバーにはどんな特徴があるのでしょうか?
また、目的に合わせてどう選択すれば良いのでしょうか。
サーバーの種類ごとの比較
「物理サーバー」と「仮想サーバー」の4種類のサーバーついて、比較しましょう。
以下の表にまとめました。
物理サーバー | 仮想サーバー | |||
---|---|---|---|---|
種類 | 共用サーバー | 専用サーバー | VPS | クラウド |
特徴 | 他の利用者と共有(レンタルサーバー) | 専用 | 専用 | 専用 |
初期コスト | 比較的安価 | 高価 | 安価 | 安価 |
運用コスト | 安価 ※月額料金あり | 比較的安価 ※自前でメンテナンスする必要あり | 比較的安価 ※月額料金あり | 比較的安価 ※月額料金あり |
自由度 | 低い | 高い | 低い | 高い |
性能 | 低い | 最も高い | 中 | 高い |
耐障害性 | 低い | 低い | 物理サーバより高い | 高い |
その他 | - | 定期的な機器更新が発生 | 仮想ホストの物理サーバー障害の影響は甚大 | インターネット接続が停止すると利用不可 |
目的に合ったサーバーを選ぼう
サーバーの種類によって、さまざまな特徴や違いがあることを説明してきました。
では、サーバーを選ぶ際は、どのような点に注意して選べばよいでしょうか。
ポイントとなるのは以下の項目です。
- 予算
- 自由度
- 何を処理するか
- 運用メンテナンスの体制がとれるか
など
仮想サーバーがおすすめな場合
以下の理由から、基本的には、クラウドやVPSなどの仮想サーバーをおすすめします。
- 導入コストが安い
- メンテナンス等の手間が少ない(機器の交換などの対応はデータセンターが実施)
物理サーバーがおすすめな場合
もし以下のようなケースで予算にも余裕があるなら、物理サーバーをおすすめします。
- 高い処理能力を必要とする
- 自社システムなど大幅なカスタマイズを行う
まとめ
まとめると、基本的には仮想環境をおすすめします。
ただし、高い処理能力や大幅なカスタマイズを必要とする場合は、予算次第で物理サーバーを選択するほうが良いでしょう。
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まとめ
サーバーとは、利用者(クライアント)に対して、Webサーバー、メールサーバー、ファイルサーバー、データベースサーバーなど、さまざまなサービスを提供するコンピュータのことです。
今回解説したように、サーバーには「物理サーバー」と「仮想サーバー」があります。
仮想サーバーには、今注目されているクラウドも含まれています。
予算や目的にあったサーバーを選択することは簡単ではありませんが、サーバーを適切に運用するためには非常に重要な工程です。
今回の記事を参考に、しっかりと検討しましょう。
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