皆さんは、パソコンの画面をいくつ使っていますか?
2つや3つのデイスプレイを接続して、切り替えながら使う人もいるかもしれませんが、多くの人は1つの画面しかないのではないでしょうか。
1つの画面を切り替えて使うことのできる「仮想デスクトップ」は、こうした問題を解決します。
また、仮想デスクトップには、さまざまな場所やデバイスから同じ画面を使うことのできるものもあります。
これも多様な働き方を実現する上で大いに役立ちます。
では、こうした仮想デスクトップはどのようにすれば使うことができるのでしょうか。
目次
仮想デスクトップに必要なものとは
PCの仮想デスクトップには、大きく分けて以下の2つがあります。
- 1台のPCで複数の画面を使えるようにするもの
- さまざまなPCやスマートフォンなどから同じデスクトップ画面が使えるようにするもの
いずれも仕事の効率を上げる大きな効果を発揮するもので、弊社が提供している仮想デスクトップサービスは後者になります。
しかし、それぞれを実現するには、何が必要になるのでしょうか。
1台のPCで複数の画面を使えるようにするもの
ここで必要となるには、安価にしようとすれば追加のソフトウェアやツールなどがなくても可能なケースがあります。
とくにWindows 10やMac OSなどでは標準の機能で複数の画面を切り替えて使えるような仕組みが搭載されています。
同じデスクトップ画面が使えるようにするもの
この場合は、以下の2つが必要となり、利用者は端末からサーバーに接続して使うことになります。
- サーバー(仮想デスクトップ環境を格納)
- クライアント(PCやスマートフォン)
以下では、これらについてそれぞれ利用するための方法を見ていきます。
1つのパソコンで複数の画面を使うには
まず、1台のPCで複数の画面を使うケースについて考えてみましょう。
これは、たとえばOSの機能などでデスクトップ画面を追加して使うものです。
ここでは、以下の3つのケースについて方法を解説します。
- Windows10
- Windows8
- MacOS
Windows 10
Windows10では、OSの標準機能として仮想デスクトップが搭載されています。
使い方は以下のとおりです。
新しく追加する場合
- タスクバーの「タスクビュー」をクリック
- 新しいデスクトップをクリック
- 新しいデスクトップが作られるのでクリック
削除する場合
「タスクビュー」から削除したいデスクトップを×で閉じる
→閉じたデスクトップ画面にあったウインドウは他の画面に移動する
ショートカットキーにも対応しています。
- デスクトップを新しく追加する [Windows]+[Ctrl]+[D]キー
- デスクトップとタスクの一覧を表示する [Windows]+[Tab]キー
- 隣のデスクトップに移る [Windows]+[Ctrl]+[→]/[←]キー
- デスクトップを閉じる [Windows]+[Ctrl]+[F4]キー
Windows 8
Dexpot等のツールを導入することが必要
Mac
MacOSにも標準で仮想デスクトップを作成する機能があります。
新しく追加する場合
- [Ctrl]+[↑]キーでMission Control画面を開く
- 画面右上の+を押す
削除する場合
- [Ctrl]+[↑]キーでMission Control画面を開く
- 閉じたい画面を×で閉じる
さまざまな場所から使うには
今度は、サーバーに接続してどこからでも同じデスクトップ画面を利用するケースについて考えてみましょう。
サーバーとクライアント(PCやスマートフォンなど)に分けて解説します。
サーバーについて
基本的にサーバー側に、各利用者のデスクトップ環境を仮想技術で作成します。
Windows Serverでは2019などに搭載されているServer VDI(Virtual Desktop Infrastructure)を使います。
これによって、Windows Virtual Desktop(WVD)の構築を行う必要があります。
クライアントについて
Windows VDIに接続するには、以下の2つの方法があります。
- ブラウザからアクセスする方法
- 「リモートデスクトップ接続」を使う方法
これらはいずれもOSの標準機能として搭載されています。
ブラウザからアクセスする場合は、サーバーのアドレスを指定します。
また、リモートデスクトップを使う場合は、以下のようにします。
- 「スタートメニュー」を開き「Windowsアクセサリ」-「リモートデスクトップ接続」を開く
- サーバー名を入れて接続する
テレワークにも力を発揮する仮想デスクトップ
新型コロナウィルス感染症の影響で、外出の自粛などが言われている中、企業などでも出社せずに自宅で仕事ができるテレワークへの注目が高まっています。
サーバー上に仮想のデスクトップ環境を準備して、自宅からPCやスマートフォン、タブレットなど、どんな端末で接続しても同じ画面が表示されて仕事をすることができるというのは仮想デスクトップの大きなメリットです。
まとめ
1台のPCで複数のデスクトップ画面が使える、もしくは、サーバー上に準備した仮想環境のデスクトップ画面にPCやスマートフォン、タブレットなどからアクセスして同じように使える、といった仮想デスクトップは、従来のPCの常識を超えるものです。
今回紹介したように、仮想デスクトップはいずれも簡単に利用することができ、使うことで仕事の効率アップや、多様な働き方への対応などさまざまな良い効果が見込めます。
また、仮想デスクトップは新型コロナウィルス感染症によってニーズが高まっているテレワークにも使える方法です。
ぜひ、有効に活用してみましょう。
Winserverでテレワークを実現
2020年1月26日、GMOインターネットグループがテレワークを全社一斉導入の報道が話題となり、その後も、NTTグループやNEC、ソフトバンク、ヤフー、電通、KDDIなど、大企業が在宅勤務を導入すると連日報道され、政府もテレワークを推進しています。
とはいえ、具体的にテレワークの導入となると、何から取り組んでいいのか迷われている企業様も多いのではないでしょうか。
- 在宅で作業する為の環境は?
- セキュリティ対策は?
- 会議などのコミュニケーションは?
当社では、VPSが一番人気ですが、2月に入り仮想デスクトップへのお問い合わせ/お申込みが徐々に増え、3月以降は更に勢いが増してる印象です。
そこで、Winserverでは、テレワーク環境にぴったりのサービス「仮想デスクトップ」の新プランと「Office365」プランを新たにご用意いたします。
※2020/3/23(月)より新プランスタートしました!
Windowsデスクトップ新プラン
プラン名 | WS21-1G | WS21-2G | WS21-4G | WS21-8G | WS21-16G |
---|---|---|---|---|---|
メモリ | 1GB | 2GB | 4GB | 8GB | 16GB |
コア | 3 | 4 | 5 | 9 | 11 |
SSD | 65GB | 130GB | 180GB | 220GB | 500GB |
初期費用 | 0円 | 1,100円 | 1,100円 | 2,200円 | 2,200円 |
1ヶ月契約 | 1,540円 | 2,640円 | 4,620円 | 6,930円 | 16,500円 |
6ヶ月契約 | 1,540円 | 2,365円 | 4,400円 | 6,490円 | 15,950円 |
12ヶ月契約 | 1,540円 | 2,090円 | 3,850円 | 5,940円 | 15,400円 |
Microsoft 365プラン
プラン名 | Apps for business | Apps for enterprise | Business Standard |
---|---|---|---|
月額 | 946円 | 1,375円 | 1,430円 |
Officeアプリケーション | 〇 | 〇 | 〇 |
ExchangeOnline | - | - | 〇 |
SharePoint Online | - | - | 〇 |
OneDrive for Business 1TB | 〇 | 〇 | 〇 |
Microsoft Teams | - | - | 〇 |
Yammer | - | - | 〇 |
300ユーザー以上の利用 | - | 〇 | - |
リモートデスクトップ上での利用 | - | 〇 | - |
Winserverの仮想デスクトップを導入いただくと、セキュリティ対策万全のテレワーク環境をすぐに手配することが出来、在宅勤務でも勤務先と同様に業務を遂行することができます。
Office365では、テレワークに必要なWeb会議やファイル共有、チャットなどが出来るコミュニケーションツール「Microsoft Teams」を利用することが出来ます。
テレワークの導入に向けて、「企業様向けパックプラン」をご用意しておりますので、社内一斉導入の手配も可能です。
無料の電話サポートを行っておりますので、仮想デスクトップの導入方法や具体的なプランのご相談、お申込み後から導入まで、もちろん導入後のサポートまで対応しております。
働き方改革の一環でもあるテレワーク、この機会に導入を検討してみてはいかがでしょうか。
ご興味のある方はこちら。
導入をご検討中の方は一度お問い合わせください。