インターネット上にはさまざまなWebサイトがあります。
WordPressはWebサイト、ブログサイトなどさまざまなサイトを作るために使われるCMS(コンテンツマネジメントシステム)と呼ばれるソフトウェアで、PHPを使って作られています。
WordPress(ワードプレス)を使えばWebサイトの制作やブログの作成を手軽に行うことができるツールです。
操作が簡単で、初心者でも手軽に記事の投稿やサイトの管理ができます。
その使いやすさから、日本国内におけるCMSのシェアは8割を超え、圧倒的No.1の利用率を誇っています。
今回は、手軽にWebサイトが作れ、管理もしやすいWordPressについて基本機能や導入方法について解説します。
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目次
WordPressが含まれるCMSとは
WordPressは、CMS (コンテンツマネジメントシステム)というWEBサイトやブログサイトを作成するためのシステムの一種です。
まず、CMSとはどのようなものなのでしょうか。
これを踏まえて2章以降ではWordPressの概要について解説します。
Webサイトには、「画像」「テキスト」「動画」「プログラム」「デザイン」などさまざまな要素が必要となっています。
そうした要素は、何らかの管理を適切に行わないと、サイトの運用上、支障が出てしまいます。
CMS(コンテンツマネジメントシステム)は、こうした「Webサイトを構成するさまざまな要素を一元管理し、必要に応じて配信や更新などの処理も行えるようにしたもの」です。
CMSでは、こうした一元管理に加えて、近年Webサイトで問題になっているサイバー攻撃などを防ぐことができる仕組みも備えています。
こうしたCMSは、現在ではWebサイトを運用していくにあたって欠かせないものとなっていると言っても過言ではありません。
WordPressが人気な理由
世界でも圧倒的利用率を誇るWordPress。
その人気の理由を見ていきましょう。
WordPressは圧倒的なCMSシェアNo.1
オーストリアのWeb市場調査会社Q-Successが調査したCMSの世界シェアに関する情報で、「Usage statistics of content management systems」の2022年12月現在の情報を見てみました。
世界におけるWordPressのシェアでは、2022年12月現在、すべてのWebサイトのうち、43%がWordPressを使っています。
CMSを使ったサイトに絞ると63.8%で、日本国内においてはそのシェアの独占率はさらに顕著で、83.6%にものぼります。
2位、3位のシェアを占めるシステムが世界、日本いずれも10%以下であることからも、ずば抜けて高い利用率であることがわかります。
WordPressが支持される理由は?
CMSとしてWordPressが支持されるポイントは、その手軽さです。
- HTML, CSSなどの専門知識がそこまで必要でなく、初心者でも手軽に使える
- 質の高いデザインテンプレート(テーマ)が多数利用でき、簡単に素敵なサイトが作れる
- 豊富なプラグインを使って、自由に機能が拡張でき、機能追加やセキュリティ対策などが可能。
- 利用者が多いので、さまざまな情報が得やすい
など
従来Webサイトの作成はHTMLやCSSなど専門的な知識がかなり必要でした。
特別な知識不要で、初心者でも手軽に利用できることから今ではWordPressが幅広く使われています。
WordPressの基礎知識
ここからは、WordPressを始めるまえに知っておきたい基礎知識についてみていきましょう。
WordPressにはPHPが必要
WordPressは、PHPと呼ばれるプログラミング言語で書かれたソフトウェアです。
したがって、前提条件としてPHPをインストールする必要があります。
PHP自体のインストール方法などは、後ほど触れますが運用する際にもPHPのバージョンアップやコードの編集などPHPの知識が必要になることもあるので覚えておきましょう。
WordPressの仕組み
WordPressによるWebサイトを構成する要素は以下の4つです。
- サーバー:WordPressがインストールされるサーバー
- WordPress本体
- PHP
- MySQLデータベース:WordPressに投稿された記事などを保管
まず、以下の図に示すようにWordPressはサーバーにインストールされています。
その上で、クライアントPCやスマートフォンなどからサイト閲覧のリクエストがあると、PHPがページを生成する仕組みとなっています。
そして、実際のページに表示される投稿などの内容はMySQLデータベースに保管されています。
WordPressを使うメリットやデメリット
初心者でも非常に手軽に導入できるWordPress。
利用にあたってのメリットとデメリットについて見ていきましょう。
<WordPressを使うことによるメリット>
- 無料でWordPressを使用できる
- 操作や管理が簡単
- さまざまなテーマやプラグインが豊富にある
- 独自のドメインを使用できる
- レンタルサーバーなども対応しているものが多い
など
<WordPressを使うことによるデメリット>
- 手のこんだサイトを作成するためには、コードを編集する必要がある
- シェアが高いのでサイバー攻撃の対象になりやすい
- インストールが必要
- オープンソースのためサポートがない
など
WordPressは非常に便利なCMSですが、無料のオープンソースならではのデメリットがあることも理解した上で活用しましょう。
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WordPressを実際に使ってみよう
実際にWordPressを使うときにはどのような準備が必要で、どのような流れで進めれば良いのでしょうか。
WordPressでサイトを準備するのに必要なこと
実際にWordPressでWebサイトを構築する場合は、どのようにすれば良いのでしょうか。
まず、以下のものを準備する必要があります。
なお、WordPressには、Web上ですぐにサイトを作れるWordPress.comと呼ばれるサービスもありますが、カスタマイズ性や機能が少ないなどのデメリットがあるので、ここでは触れません。
<まず準備するもの>
- サーバー
- WordPressのソフトウェア
ここで必要な「サーバー」については、「自分で用意する」方法や、「クラウドサーバーを利用する」あるいは「レンタルサーバー」を利用するなどの方法があります。
WordPressのソフトウェアについては、以下の公式サイトからダウンロードしておきましょう。
なお、レンタルサーバーなどではすでにインストールまでされているケースもあります。
WordPressのインストールとサイト作成
さて、準備が整った段階でWordPressをインストールし、設定を行います。
さらにそれが完了すれば、サイトの作成に進みます。
この一連の作業は以下のように進めます。
なお、レンタルサーバーで既にWordPressがインストールされている場合、インストール作業は不要です。
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<WordPressのインストール>
サーバーにWordPressをインストールする際には、以下の手順で進めます。
- MySQLのインストール
- PHPのインストール
- WordPressの設定ファイルにデータベースの情報を記載
- WordPressファイルをサーバーに設置
- ブラウザでアクセスし、インストールを実行
<サイトの作成>
WordPressでのサイトの作成は大きく以下の作業を行います。
- テーマを決める。:サイトの外見や機能を決めるためにテーマを選びます。
- サイトのページ、フレーム構成などのデザインを決めます。
- プラグインを追加:さまざまなプラグインで機能を追加します。
WordPressのインストールや、サイトの作成は、このような流れで行います。
WordPressの注意点とは
最後に、WordPressを利用する際の注意点をみていきましょう。
Webサイトやブログサイトなどの作成や管理にWordPressを使う場合は、以下の点に注意が必要です。
- プログラム更新などを適切に行い、セキュリティレベルを維持する
- 適切にバックアップなどの管理を行う必要がある
- セキュリティに問題のない公式のテーマやプラグインを利用するようにする
- 適切なセキュリティ対策(設定やプラグイン)を行なっておく
特に、セキュリティに関して注意が必要です。
例えばセキュリティ対策のプラグインには「All in one WP Security & Firewall」などさまざまなものがあります。
いずれにしろ、「デフォルトの設定」ではなく「適切に設定を行う」ことが重要です。
まとめ
WordPressは、世界中のWebサイトで幅広く使われています。
CMSと呼ばれる写真や文章などWebサイトのコンテンツを管理する仕組みで、初心者でも手軽に使えるのが特徴です。
WordPressはサーバーを用意した上でインストールしないと使えませんが、レンタルサーバーによっては、インストールの手間不要で提供している会社もあります。
WEBサイトやブログを始めようとお考えの方はぜひ利用してみてください。
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