VPSの構築方法とは?OSの選択からセキュリティ対策まで徹底解説

VPS(バーチャル・プライベート・サーバー)は、物理サーバー(オンプレミス)などと比べると手軽にかつ比較的低コストで導入、運用できることから、WebサーバーやECサイトなど、多くの分野で利用が広がっています。

「簡単に導入し、手軽に利用できる」VPS。

具体的にどういった手順でサーバーを構築されば良いのでしょうか。

また、セキュリティ対策を含め、どういった点に注意すべきなのでしょうか。

1_VPS 構築

VPSによるサーバー構築とは

ホスティング業者と契約を結んだのち、実際にVPSを使うためには目的に合わせてサーバーを構築する必要があります。

ここでは、次の章でも詳しく説明しますが、パソコンや物理サーバーを構築するのと同じように以下のような作業が必要となります。

    1. OSの選択やインストール
    2. ソフトウェアなどの設定
    3. 更新プログラムの適用

VPSは、これら一連の作業を行なったうえで、利用できるようになります。

VPS環境を構築するには?具体的な方法を解説

具体的にVPS環境を構築するにはどういった手順やプロセスでやれば良いのでしょうか。

ここでは、3つの段階に分けて解説します。

必要なリソースの定義と設計

オンプレミスやVPSなど環境に限らず、まず行うべきことは、必要なリソースの算定です

それには、以下が必要です。

      • 用途の明確化:Webサーバー、データベースなど
      • 必要な性能、ディスク容量等の見積もり

この作業は、サーバーの設計・構築で非常に重要なものとなります。

その上で、実際にどういったパラメータを設定するかなどの設計を行います。

設計の際には、必要な性能を満たし、マージンを持つように検討を行いましょう。

2_必要なリソースの定義と設計

プランやOSの選択

先の定義や設計に基づいて、ホスティング業者が提供するプランを選択します。

業者にもよりますが、ここでは以下の項目を設定します。

      • OSの種類
      • CPUの種類
      • メモリ容量
      • ディスク容量
        など

OSのインストールと設定

プランやOSなどの構成要素の定義が終わるといよいよ実際に構築作業に入ります。

ここでは、以下のように進めます。

      1. OSのインストール
      2. プログラム更新の適用
      3. ソフトウェアやプログラム、サービス等の設定
      4. セキュリティ対策

利用確認

実際にVPSの構築が完了すると、端末など利用したい環境から正常にサービスなどに接続して使えるかどうかの確認を行います。

VPSで実施すべきセキュリティ対策

オンプレミスのように社内でサーバーを設置する場合と違い、VPSの場合はインターネット接続を介してサービスを利用します。

そのため、外部との接点が多くセキュリティリスクが高まるため、より適切な対策が重要となります。

ここでは、2つのセキュリティ対策について解説します。

プログラム更新の実行

悪意を持つ第三者は、OSやアプリケーションなどのプログラムの脆弱性を悪用して不正アクセスなどのサイバー攻撃を行うことがあります。

各ソフトウェアベンダーからは、こういったリスクを解消するためにセキュリティパッチなどの更新プログラムがリリースされています。

もし、更新プログラムを適用しないと、脆弱性などの問題が残ったリスクの高いシステムとなるので、必ず適用しましょう。

セキュリティ設定の実施

インターネット接続を介して利用するVPSは、自社内で設置するシステムに比べて第三者による外部からの不正アクセスやマルウェア感染などサイバー攻撃を受けるリスクが高くなります。

こうしたリスクを回避するためには、サーバー構築後に以下のような方針に基づいて設定を行う必要があります。

      • ファイアウォールで不要なポートを塞ぐ
      • 不要なサービスを停止する
      • パスワードを複雑なものにする
        など

他にも、セキュリティ対策ソフトを導入するなど適切な対策を実施する必要があります。

3_セキュリティ対策ソフト 導入

VPS構築の際に注意すべきポイントは?

最後に、VPSでサーバーを構築して利用する際にはどういった点に注意すべきなのかということについて確認しておきましょう。

      • トラブルを避けるためにシンプルな構成を心がける
      • 設定した内容を記録しておく
      • バックアップを取得しておく
        など

これらは、サーバー障害などのトラブルを避ける、トラブルが発生した際にリカバリーを迅速に行う上でも非常に重要なものとなります。

まとめ

初期費用が安く手軽に導入できるなどのメリットから、WebサイトやECサイトなどさまざまなところで広く使われているVPS。

手軽に使えるのがVPSのメリットですが、実際に使うためには、今回解説したようなOSや各種アプリケーションのインストール、設定作業などの環境構築が必要となります。

環境構築作業の流れ自体は、オンプレミスや一般的なパソコンともそれほど大きな違いはありません。

しかし、インターネットを経由して接続利用するという点でネットワークを介した不正アクセスなどのサイバー攻撃に対する対策が重要となります。

VPSを利用してサーバー構築を行う場合は、こういったことを念頭に進めましょう。

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