Winserverは、Windows Server専門のレンタルサーバーを提供するホスティング事業者です。
Windows Serverは、Windows PCと親和性の高いサーバーOSとして幅広く使われています。
もしかすると、あなたの会社でも使われているかもしれません。
Windows Server 2012/R2のサポート期限が2023年10月に迫っており、計画的な対応が必要となっています。
サポート期限が終了してしまうとさまざまな問題が発生します。
今回は、迫るWindows Server 2012/R2のサポート期限に対して、期限切れになるとどういったリスクがあり、どのように対応を進めるべきなのか、詳しく解説します。
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目次
Windows Server 2012/R2とは
Windows Server 2012は、2012年9月5日にマイクロソフトがリリースしたサーバー向けOSです。
クライアント用OSとしては、Windows 8のサーバー向け、という位置づけです。
2013年10月17日に、Windows Server 2012 R2がリリースされました。
9年前にリリースされたOSとなるWindows Server 2012/R2ですが、いまだに国内で58万台(2020年9月現在)と幅広く利用されています。
サポート期限切れが近づくWindows Server 2012/R2
Windows ServerのベンダーであるMicrosoftは、自社製品に対してサポート期限などのサポートスケジュールを設けています。
Microsoftのサポートスケジュールには、以下の2種類があります。
メインストリームサポート
セキュリティ以外の更新も行われる
延長サポート
セキュリティ関連のみ更新が適用される
Windows Server 2012/R2のサポート終了日
Windows Server 2012/R2は、既に2018年10月9日をもって、メインストリームサポートは終了となっています。
そして今回、2023年10月10日に延長サポートの終了を迎えます。
サポート期限切れのリスクとは
2023年10月に延長サポートが切れてしまうWindows Server 2012/R2。
延長サポートが切れるとどういったリスクがあるのか、詳しく説明します。
まず、サポートが切れると以下のような状態となります。
・セキュリティパッチ等が提供されなくなる
・ベンダーからのサポートが受けられなくなる
→トラブル発生時などにMicrosoftからのサポートが受けられなくなる
こういった問題が発生すると、以下のようなビジネスリスクが発生します。
- OSの脆弱性を悪用した攻撃などがあっても対応できない
→情報の漏えいなどが発生するリスク - サポートが受けられない
→障害などでシステムが停止しても回復できず、ビジネスが停止してしまうリスク
- OSの脆弱性を悪用した攻撃などがあっても対応できない
サポート期間が切れてしまうことによるリスクは、このようにビジネスに大きな影響をもたらす可能性があるのです。
どんな対応をすれば良い?
2023年10月と聞くと、まだかなり余裕があるように思うかもしれません。
しかし、サーバーに関しては、通常使用しているパソコンを買い換えるのとは勝手が違います。
それを踏まえてどのように対応すれば良いのか、対応方法を説明します。
更新対応の進め方とは
サーバーとは、他のコンピューターにサービスを提供するものです。
更新を行う場合には、一般的なパソコンと比べると、慎重かつ計画的に時間をかけて行う必要があります。
以下のように進めることが好ましいです。
- 方法や機器の選定
- 設計
- 構築作業(OS、アプリケーション等のインストール)
- 各種テスト
- 現行環境からのデータ移行
- 利用者教育
など
これらを進めるには、サーバーの利用規模にもよりますが、一般的に半年から1年くらい、あるいはそれ以上の期間がかかります。
対応の方法とは
OSとしてのWindows Server 2012は、今から9年前の2012年にリリースされたものとご紹介しました。
一般的にサーバー機器の更新は3年から5年で行われることを考えると、サーバー機器はそのまま利用し、OSだけを更新するというのは現実的ではありません。
そこで今回は、以下のような対応策をご紹介していきます。
- 物理サーバーの換装
- VPSへの移行
- クラウドサービスへの移行
- 別OSへの切り替え
これらの方法は、いずれもメリットもあればデメリットもあります。次項で詳しく触れていきます。
メリットとデメリット
前項で触れたように、Windows Server 2012/R2のサポート期限切れに対する対応方法には、いろいろなケースが考えられます。
ここではそれらを具体的に挙げ、比較していきます。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
物理サーバ換装 | パフォーマンス:◎ 運用方法は変わらない | 高価 固定資産となる |
VPS移行 | パフォーマンス:○ 安価 | システム拡張性:△ |
クラウド移行 | パフォーマンス:○ 比較的安価 システム拡張性:○ | 特になし |
他OS移行 | 将来的にコスト削減となる可能性 | システムの大幅な更改となる 使い勝手が変わる |
このように、移行方法はいくつかありますが、それぞれの良いところ、そうでないところがあります。
結局どのケースで対応すれば良い?Windows Server サポート切れの対応方法とは
サポート期限切れへの対応をみてきましたが、どの方法を選択すれば良いのでしょうか。
これは、サーバーの利用用途、利用状況によっても変わってきます。
高い処理能力が必要
大規模なデータベース処理など、高い性能を求める場合は、「物理サーバー換装」がおすすめです。
コストパフォーマンスの良さ
コストパフォーマンスの良さを求める場合は、システム規模によって切り分けます。
Webサーバー1台など規模が小さい場合はVPSがおすすめです。
複数台のサーバーなど、ある程度大きな規模の場合は、クラウドサービスへ移行すると良いでしょう。
まとめ
2023年10月にWindows Server 2012/R2の延長サポートが終了します。
サポート期限が終了してしまうと、マイクロソフトからセキュリティパッチの提供がなくなるなど、セキュリティ面での高いリスクを抱えることとなります。
サポート期限切れに対する対応方法は、今回解説したように目的や状況によっていくつかの方法があり、それぞれメリットやデメリットが存在します。
サーバーの利用状況等に合わせて適切な対応方法を選択し、サポート期限が来る前に計画的に対応するようにしましょう。
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