プログラミング言語は多種多様に存在し、目的に応じて選択することが大切です。
本記事では、Windowsユーザー向け、Windowsアプリ開発向けのプログラミング言語のおすすめを7つ解説します。
さらに、アプリ開発に役立つツールもあわせて紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
なお、プログラミング初心者におすすめのプログラミング言語として以下の記事でも解説していますので、あわせてご覧ください。
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目次
Windowsで行うアプリ開発
windowsアプリ開発とは
WindowsはパソコンのOSとして世界で約70%のシェアを誇り、非常に多くのユーザーが利用しています。
Windowsアプリ開発とは、Windows OSのみで動作するアプリを開発することです。
単純作業の自動化が得意 なため、企業の業務効率アップに繋がるでしょう。
また、誰でも簡単に操作できるという魅力もあります。
Windowsでアプリを開発するには
Windowsパソコンを使いこなせるようになると、自分でプログラミングを行い、アプリ開発をしたいと思うでしょう。
プログラミングを用いて開発できるアプリケーションの種類は多岐にわたります。
- Windowsにインストールして動かすデスクトップアプリ
- ブラウザ上で動くWebサイト、Webアプリ
- iPhone、Androidで動くスマホアプリ
Windowsでアプリを開発するには、次のような手順で行います。
1. 要件定義: アプリ開発の目的を決める
最初に、アプリ開発の目的を明確にします。
どのようなアプリを開発するのか、どういう機能を実装し、どのような課題を解決するのか。
これにより、開発するアプリの種類や使用するプログラミング言語も変わってきます。
2. 設計:実装する機能を設計する
アプリの目的と開発方法が定まれば、次は実装する機能の設計に取り掛かります。
具体的には、入力フォームのデザインやボタンを実行した際に動作する処理内容などを決めていきます。
3. 実装:機能を開発する
具体的な処理内容を決めたら、プログラミングをしていきます。
プログラミングを効率よく行うために、統合開発環境(IDE)などのツールを使うとよいでしょう。
開発したプログラムは必ずテストを行い、正常に動作することを確認します。
.NET Frameworkの使用
Windowsでのアプリ開発において中心的な役割を果たすのが、Microsoft社が提供する「.NET Framework」です。
.NET Frameworkとは、さまざまなアプリケーションをビルド、実行するための開発者向けフレームワークです。
.NET Frameworkは複数のプログラミング言語をサポートしており、主にVisual Basic.NETやC#、C++、F#などで使われます。
.NET Frameworkを使用すれば多くのライブラリやフレームワークを利用でき、開発効率を短縮できます。
Windowsは初めから.NET Frameworkが組み込まれているため、アプリ開発時にはこのフレームワークの利用を推奨します。
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Windowsアプリ開発におすすめのプログラミング言語
ここからは、.NET Framework 以外でWindowsでのアプリ開発におすすめのプログラミング言語やフレームワーク、プラットフォームを紹介していきます。
プログラミング言語によって用途も異なるため、言語の選定ではしっかりチェックしておきましょう。
C#
特徴 | Microsoft社が開発したプログラミング言語で、Windowsアプリ開発に適している。 |
利点 | Javaに似ているため、Javaを経験したことのある人は習得しやすい言語。 |
適応例 | ゲームエンジンであるUnityや、スマートフォン向けのAR/VRアプリケーションなど。 |
Visual Basic .NET
特徴 | 初心者向けの優しい言語かつシンプルで理解しやすい構文。 |
利点 | .NET Frameworkも利用でき、Windowsアプリケーションの開発の入門として適している。 |
適応例 | WEBやスマートフォンアプリの開発、Officeアプリケーションの拡張ツールの開発など。 |
ASP.NET
特徴 | プログラミング言語ではなくMicrosoftが開発したフリーでオープンソースのWebフレームワーク。 |
利点 | C#やVisual Basicなどの言語は.NET Frameworkとの高い互換性を持っている。 |
適応例 | WindowsでWebアプリケーションを開発する場合など。 |
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Java
特徴 | JVM(Java仮想マシン)上で動作し、あらゆるプラットフォームで動作する。 |
利点 | Windows以外のプラットフォームでも実行可能である。 |
適応例 | マルチプラットフォームのアプリ開発など。 |
C言語
特徴 | 高速にプログラムを動作させることができる。 |
利点 | 汎用性が高く低レベルの機能も使えるためハードウェアの制御からシステムの開発といった、IT分野で行われていることの大半が可能。 |
適応例 | WindowsでUNIX系OS向けのアプリを開発や、高速な処理を求められるアプリを開発する場合など。 |
C++
特徴 | C言語の基本にオブジェクト指向プログラミングの概念を加えて発展させたプログラミング言語。 |
利点 | C言語と同様、高速にプログラムを動作させることができ、より複雑なプログラミングが可能。 |
適応例 | 業務システム開発やゲーム開発、組込みソフトウェアの開発など。 |
Node.js
特徴 | JavaScriptというプログラミング言語向けのプラットフォーム。 |
利点 | サーバー上で動作するアプリをJavaScriptで開発することが可能。 |
適応例 | JavaScriptを使用してアプリ開発を行いたい場合など。 |
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Windows開発におけるIDEとツール
Windowsアプリ開発において、効率的かつ効果的な開発を実現するためには、適切な統合開発環境(IDE)やツールの選択が不可欠です。
IDE(Integrated Development Environment/統合開発環境)とは、コーディング、プログラムを生成するコンパイラ、ソースコードのエラーの発見や修正を行うデバッガなど、プログラム開発ツールをひとまとめにした開発環境のことです。
IDEは、コードの記述、デバッグ、テスト、デプロイメントを一元的に行える環境を提供し、開発プロセスを大幅に加速します。
今回はおすすめのIDEを3つ解説します。
Visual Studio
特徴 | Microsoftによって開発された強力なIDEで、Windowsアプリ開発において最も一般的に使用されている。 |
利点 | ・C#、C++、Visual Basic .NETなど、多くのプログラミング言語に対応しており、.NETフレームワークとの統合性が高い。 ・豊富なデバッグツール、コードエディタ、UIデザインツールを提供、直感的にコードを記述し、デバッグできる環境を整える。 ・「Microsoft Azure」や「SQL Server」などのMicrosoft製品との連携も容易でエンタープライズレベルのアプリケーション開発にも適している。 |
適応例 | デスクトップアプリケーションやモバイルアプリなど。 |
Eclipse
特徴 | Java開発に特化したオープンソースIDE。プラグインを追加することでC、C++、Pythonなどの他の言語の開発にも対応可能。 |
利点 | ・強力なコード補完、リファクタリングツール、エラーチェック機能を備えており、開発者が効率的に高品質なコードを書くことを支援する。 ・広範なプラグインエコシステムにより、カスタマイズ性が高く、さまざまな開発ニーズに対応できる。 |
適応例 | 主にJavaを使用したWebアプリケーションや汎用プログラミングなど。 |
NetBeans
特徴 | Javaをはじめとする複数のプログラミング言語に対応したオープンソースのIDE。 |
利点 | ・直感的なドラッグ&ドロップインターフェース、強力なコードエディタ、デバッグツールを提供。 ・統合されたプロファイリングツールにより、パフォーマンスの最適化も容易に行える。 |
適応例 | スマートフォン向けアプリや業務や会計システムのWEBアプリなど。 |
まとめ
本記事では、Windows向けのプログラミング言語について解説しました。
Windowsでのアプリ開発では、.NET FrameworkやVisual Studioなど、Microsoft 社が提供する豊富なツールが利用できるという点が大きなメリットです。これらのツールと言語を使用することで、Windows向けのアプリケーション開発を効率的に行うことができます。
プログラミング未経験者でも、目的やスキルレベルに応じた多様な選択肢が用意されていますので、ぜひ本記事を参考にプログラミングの学習を始めてみてください。
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