MT4とMT5の使い方を、スクリーンショットを交えて解説します。
チャートのカスタマイズやインジケーターの追加、自動売買(EA)の設定方法など、初心者でもわかりやすく説明。
MT4とMT5の違いや、目的に合ったプラットフォームの選び方も紹介し、効率的なトレードをサポートします。
自分に合ったプラットフォームを選び、効率的なトレードを実現しましょう。
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目次
MT4とMT5の基本概要
MT4(MetaTrader 4)とMT5(MetaTrader 5)は、FX取引で最も利用されるプラットフォームです。
MT4とMT5の違いについて、以下の表にまとめました。
項目 | MT4 | MT5 |
リリース年 | 2005年 | 2010年 |
動作速度 | やや遅い | 高速 |
対応金融商品 | FX、CFD | FX、CFD、株式、先物など |
時間足の種類 | 9種類 | 21種類 |
標準インジケーターの数 | 約30種類 | 約38種類 |
板情報 | 非対応 | 対応(一部ブローカー) |
MT4は自動売買ツール(EA)の数が多く、長年の実績がありますが、MT5は高速なバックテストや詳細な板情報が利用可能です。
自分の取引スタイルに合わせて、MT4のシンプルさやMT5の高機能性を選択することが重要です。
詳しくは下記コラムをご覧ください。
2024.11.07
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MT4の基本的な使い方と便利な機能
チャートのカスタマイズと分析
MT4(MetaTrader 4)は、シンプルな操作性と多機能ツールが特徴のFX取引プラットフォームで、チャート機能はトレーダーのニーズに合わせて柔軟にカスタマイズできます。
具体的な手順を以下に説明します。
チャートの色やスタイルを変更する方法
1.チャート上で右クリックして「プロパティ」を選択
2.「色の設定」タブで背景色、ローソク足の色、枠線、グリッドの色などを設定
3.設定を変更したら「OK」をクリックして保存
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時間足の切り替えとカスタマイズ方法
時間足の切り替え
ツールバーの「時間足設定」をクリックし、M1(1分足)、M5(5分足)、M15(15分足)、H1(1時間足)などボタンをクリックすることで、任意の時間足を表示可能です。
時間足のカスタマイズ
チャートの時間足を自由にカスタマイズして、トレードスタイルに合った分析が可能です。
1.ツールバーの「時間足設定」部分にカーソルを合わせて右クリック
2.表示されたメニューから「カスタマイズ」を選択
3.「ツールバーのカスタマイズ」ダイアログが表示されるので、ダイアログで、追加したい時間足を選択し、「追加」ボタンをクリック
4.完了したら「閉じる」をクリック
定形チャートの保存と再利用
カスタマイズしたチャート設定は、定形チャートとして利用することができます。
1.カスタマイズしたチャート上で右クリックし、「定形チャート」を選択
2.「定型チャート」から「定型として保存」を選択し、名前を付けて保存
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インジケーターの活用
MT4には30種類以上の標準インジケーターが搭載されており、チャート上に表示してテクニカル分析を行います。
1.ナビゲーターウィンドウで使いたいインジケーターを見つける
2.追加したいインジケーターを「ナビゲーター」からダブルクリックまたは、ドラッグ&ドロップでチャート上に配置
エキスパートアドバイザー(EA)の利用
エキスパートアドバイザー(EA)は、自動売買を行うためのプログラムで、あらかじめ設定したトレードルールに基づいて自動的に取引を行います。
MT4では、EAを簡単に設定し、取引を自動化することができます。
設定の確認
1.メニューの「ツール」から「オプション」を選択
2.表示されたウィンドウの「エキスパートアドバイザー」タブを開き、「自動売買を許可する」にチェックを入れ、EAの動作を有効にする
EAの適用
1.「ナビゲーター」ウィンドウを開き、「エキスパートアドバイザー」から使用したいEAを選択
2.そのままドラッグ&ドロップで希望するチャート上に配置
上記のような画面が出ますのでOKをクリックしましょう。
これでEAがチャートに適用されます。
EAの停止と設定変更
EAを停止したい場合は、チャート上の「自動売買」ボタンをクリックするか、右クリックして「削除」を選択。
また、設定を変更したい場合も、EAを停止してから設定を変更可能。
注文管理と取引手法
1.チャート上で右クリックし、メニューから「取引」を選び「新規注文」をクリック。
もしくは、ツールバーの「新規注文」アイコンをクリック。
2.通貨ペア、取引量(ロット)、指値(ストップレベル)や逆指値を入力し、「買い」または「売り」を選択して注文を確定。
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MT5の基本的な使い方と新しい機能
MT5(MetaTrader 5)は、MT4の進化版として、より多機能で高性能な取引プラットフォームです。
FXだけでなく、株式や先物取引にも対応しており、より幅広い金融市場で取引が可能です。
この章では、MT5の基本的な使い方と新機能について解説します。
チャートの高度なカスタマイズ
チャートの色や表示する要素の変更は、チャート上で右クリックし「プロパティ」を選択します。
「プロパティ」をクリックすると、MT4と同じような上記の画面が表示されます。
ここで背景色やローソク足のスタイル、線の色を自由に設定可能です。
また、MT5では、時間足の種類が21種類と豊富です。
さらに、マルチチャート表示も可能で、複数の通貨ペアや異なる時間足を同時に分析することができます。
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新機能の紹介
板情報(マーケット深度)
MT5には、MT4にはない新しい機能が多数追加されています。
特に注目すべきは「板情報(マーケット深度)」機能です。
1.板情報を表示したい通貨ペアのチャートを開く。
2.チャート上で右クリックし、メニューから「板情報」を選択。
3.クリックすると、板情報ウィンドウが開き、現在の買い・売り注文の数量や価格帯の詳細が表示される。
指標カレンダー
また、経済指標カレンダーがプラットフォームに組み込まれており、重要なニュースやイベントが発表される時間を確認しながら取引できます。
1.MT5の画面下部にある「ターミナル」ウィンドウを開く(表示されていない場合は、Ctrl+Tで開くことが可能)。
2.「ターミナル」内のタブから「指標カレンダー」を選択。
重要な経済イベントの影響を考慮しながら、取引戦略を立てることができるでしょう。
さらに、一括決済注文やバイストップリミット/セルストップリミット注文、ストップリミット注文などの高度な注文方法もサポートされています。
インジケーターとツールの追加
MT5には、標準で38種類以上のインジケーターが搭載されています。
インジケーターの追加は、ナビゲーターウィンドウから簡単に行えます。
画面タブの「挿入」をクリックし、「インジケーター」の項目を展開し、追加したいインジケーターを選びましょう。
また、描画ツールを活用してトレンドラインやフィボナッチリトレースメントを描くことで、より詳細な相場分析が可能です。
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MT4とMT5の選び方と使いこなし術
MT4とMT5はどちらも強力な取引プラットフォームですが、それぞれに特徴があり、トレーダーのニーズや取引スタイルによって最適な選択が異なります。
この章では、目的別にどちらを選ぶべきか、そして効率的なトレードを行うための機能活用術について探っていきましょう。
どちらを使うべきか?目的別の選択肢
MT4とMT5はどちらも強力な取引プラットフォームですが、トレーダーの目的やスタイルによって最適な選択は異なります。
以下に、目的別の選択肢を表でまとめました。
目的・スタイル | MT4を使うべき理由 | MT5を使うべき理由 |
自動売買(EA)の利用 | EAの種類が豊富で多くのサポートがある | 高速なバックテスト機能を活用し、精度の高いEAを使用可能 |
短期取引やスキャルピング | シンプルな操作で素早い成行注文ができる | 一括決済や複数ポジション管理が可能で効率的 |
複数通貨ペアの取引 | 軽量で安定した動作、メモリ消費が少ない | 板情報や詳細な時間足で複数の通貨ペアを分析可能 |
広範囲の市場にアクセス | FXやCFDに最適でシンプルな取引環境 | 株式や先物、オプション取引など多くの市場に対応 |
MT4は、シンプルで安定性を重視するトレーダーや、自動売買を積極的に活用したい場合に適しています。
一方、MT5は多機能であり、より高度な注文管理や市場アクセスが必要なトレーダーにとって最適です。
トレード効率向上のためのアラートと自動取引活用
MT4とMT5には、トレード効率を向上させるための便利な機能が数多く用意されています。
アラート機能や自動取引機能を活用することで、取引のチャンスを逃さず、効率的に取引を管理することができます。
- アラート機能
価格が特定の水準に達した際に通知を設定し、取引のタイミングを逃さないようにする機能 - 自動取引(EA)
自分のトレードルールを自動売買で実行することが可能 - ワンクリックトレード
素早いエントリーや決済が必要なスキャルピングに最適な機能
- アラート機能
上記などの機能をうまく活用することで、トレードの効率を大幅に向上させることができます。
まとめ
MT4とMT5はそれぞれ異なる特徴を持ち、トレーダーの目的や取引スタイルに応じて最適なプラットフォームを選ぶことが重要です。
シンプルで安定した環境を求めるならMT4、多機能で高速な取引環境や多様な市場に対応したいならMT5が適しています。
さらに、取引の安定性とパフォーマンスを向上させるために、専用のレンタルサーバーを利用することで、24時間安定した取引環境を確保できます。
自分に合ったプラットフォームを選び、成功への道を切り開きましょう。
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