MT5とは?MT4との違い・機能・選び方を解説

この記事の信頼性:本記事は、Windows Serverを20年以上提供している「Winserver」のマーケティングチームおよび技術チームが執筆しています。実際に企業ユーザーから寄せられた設定相談やサポート事例に基づき、初心者にもわかりやすく解説しています。最終更新日:2026年8月17日MT5(MetaTrader 5)の特徴や機能を解説するコラムのタイトル画像FX取引のプラットフォームとして広く利用されている「MT4」「MT5」

どちらもMetaQuotes社によって開発されたツールですが、機能や性能には大きな違いがあります。

本記事では、MT5の基本機能やMT4との違いを詳しく解説し、それぞれの特長を踏まえた上で、どちらを選ぶべきかを利用者別に解説します。

あなたのトレードスタイルに最適なプラットフォームを見つけましょう。

対象読者:MT5を活用した取引を検討する投資家やシステム利用者

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MT5とは?

MT5(MetaTrader 5)は、MetaQuotes社によって開発された次世代の取引プラットフォームで、MT4(MetaTrader 4)の後継ツールとして2010年にリリースされました。

MT4をベースに多くの機能が強化されており、トレードの幅を広げる高機能なツールが搭載されています。

この章では、MT5の誕生背景や追加された主要機能について見ていきましょう。

MT5の誕生背景

MT5は、MT4の成功を踏まえ、より高度な取引機能と分析能力を求めるユーザーのニーズに応える形で開発されました。

特に、複数の時間軸を用いた詳細な市場分析や、多様な注文方法への対応を強化するために設計されています。

MetaQuotes社は、将来的にMT5への移行を推奨しており、多くのFX業者がMT5を採用する動きも広がっています。

MT5でFXを始めてみたい方は、「初心者でも安心!WinserverのFX専用VPSでMT4/MT5自動売買を始める方法」も参考にしてください。

MT5で追加・強化された主要機能は

MT5はMT4から機能が追加され、より幅広い相場分析や注文方法に対応しています。そのためMT5への移行を検討している方は、どのような機能が追加されたのかを確認しておくことが大切です。

これらの機能を把握しておくことで、MT4からMT5へ移行した際に、これまでとは異なる分析方法や注文方法を活用できるようになります。

ここからは、MT5で追加・強化された主要な機能について詳しく紹介します。

チャート機能の強化

MT5では、複数のチャートを同時に表示できます。そのため通貨ペアや時間足を切り替える手間を抑えながら、複数の値動きを比較できます。

そのほか長い時間足で相場全体の方向性を確認しつつ、短い時間足で直近の値動きを見ることも可能です。目先の値動きだけではなく、相場全体の流れを踏まえて取引を検討しやすくなります。

またチャートにはテクニカル指標やラインなどの分析ツールも設定できるので、複数の画面を行き来することなく分析を進められる点も便利でしょう。

時間足の種類が増加

MT5では21種類の時間足に対応しています。MT4の9種類と比べて選択肢が増えており、相場をさまざまな時間軸から確認できます。

短期売買では短い時間足、中長期の取引では長い時間足を使うなど、取引スタイルに合わせた使い分けがしやすくなっています。複数の時間足を組み合わせれば、大きなトレンドを確認したうえで、細かな値動きからエントリーのタイミングを探せるでしょう

ただし見る時間足が多くなるほど判断材料も増えるため、自分の取引スタイルに必要な時間足を絞って使うことが大切です。

ストップリミット注文に対応

MT5では、MT4にはない「Buy Stop Limit」と「Sell Stop Limit」に対応しています。

  • Buy Stop Limit:指定したストップ価格に到達すると、設定した価格の買い指値注文を発注する
  • Sell Stop Limit:指定したストップ価格に到達すると、設定した価格の売り指値注文を発注する

ストップリミット注文は、あらかじめ設定したストップ価格に到達したことをきっかけに、指定した価格の指値注文を発注する仕組みです。価格が一定水準に達した後、さらに希望する価格で注文したい場合に活用できます。

MT4との違いを徹底比較

MT4MT5それぞれ異なる特徴があります。

以下に、MT4とMT5の比較を表にまとめました。

比較項目MT4MT5
動作スピード32ビット対応、やや遅め64ビット対応、高速動作
対応する時間足9種類21種類
標準搭載インジケーター数約30種類約38種類
カスタムインジケーター豊富少数だが徐々に増加中
自動売買(EA)の対応状況豊富(MQL4対応)少数(MQL5対応)、今後増加の見込み
利用可能なFX業者ほぼ全ての業者に対応対応業者は一部
マルチコア対応非対応対応
複数チャートの同時表示負荷がかかりやすいスムーズに処理可能
スキャルピング適性スリッページが発生しやすい高速処理によりスリッページが少ない
板情報非対応対応
注文方式基本的な成行・指値・逆指値注文成行・指値・逆指値注文+ストップリミット注文
対応プログラム言語MQL4MQL5

MT4とMT5は、主に機能面と動作パフォーマンスにおいて違いが際立っています。

MT4は自動売買やカスタムインジケーターの豊富さで根強い人気がありますが、MT5はその動作スピードや注文機能の多様性が魅力です。

それでは、具体的な各項目についてさらに詳しく見ていきましょう。

動作スピードとパフォーマンスの違い

MT4は32ビットに対応しているため、処理能力が限られ、複数のチャートを表示したり、大量のデータを扱うと動作が重くなることがあります。

一方、MT5は64ビット対応で、マルチコアプロセッサにも対応しているため、より高い処理能力を発揮します。

特にスキャルピングやデイトレードなど、瞬時の判断が求められるトレードでは、MT5の高速なパフォーマンスが大きな利点でしょう。

時間足と注文方法の比較

MT4では9種類の時間足しか利用できず、短期から長期までのトレンド分析に限界があります。

一方、MT5では21種類の時間足に対応しており、トレーダーはより多角的な視点で市場を分析できます。

また、MT5では「ストップリミット注文」や「板情報」も利用でき、リスク管理やエントリー戦略をさらに精密に立てることが可能です。

自動売買(EA)とインジケータの対応状況

MT4は豊富な自動売買プログラム(EA)やカスタムインジケーターをサポートしており、MQL4というプログラム言語でこれらを作成できます。

特に、カスタムインジケーターの数は多く、トレーダーに人気です。

一方、MT5では新しいプログラム言語MQL5が導入されており、現在はMT4ほどのサポートはありませんが、徐々に対応するEAやインジケーターが増加しています。

MT5では、インジケーターやEAの開発速度がMT4よりも速く、バックテスト機能が充実しているため、自動売買を検証する際の精度が向上しています。

使用可能なFX業者の違い

MT4ほぼ全てのFX業者で対応しているのに対し、MT5はまだ一部の業者にしか対応していないのが現状です。

ただし、近年ではMT5を導入する業者が増加しており、将来的にはMT5の方が主流になる可能性が高いでしょう。

利用するFX業者がMT5に対応しているか確認することが重要です。

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MT4とMT5、どちらを選ぶべきか?

ここまでMT4とMT5の違いを紹介しましたが、それぞれの機能や特徴を理解しても、実際にどちらを選べばよいのか迷う方もいるでしょう。

機能が多いからといってMT5を選ぶのではなく、自分の取引スタイルや利用したい機能に合ったプラットフォームを選ぶことが大切です。

MT4とMT5のどちらが自分に向いているのか、以下を参考にしてください。 

このようにMT4は既存のEAやカスタムインジケーターを継続して利用したい方や、シンプルな操作環境を求める方に向いています。一方でMT5は、より多くの時間足や注文方法を活用したい方、複数のチャートを使って相場を分析したい方におすすめです。

ここからは、それぞれどのようなトレーダーにおすすめなのか詳しく解説します。

MT4をおすすめするユーザー

MT4は長年利用されていることから、MT4用のEAやカスタムインジケーターを活用したい方に向いています。

そのほか、以下のようなことを重視するトレーダーにMT4はおすすめです。

それぞれどのようなメリットがあるのか、詳しく解説します。

MT4の互換性を重視するトレーダー

MT4にはMQL4で作成されたEAやカスタムインジケーターなど、MT4向けのプログラムが数多くあります。すでに利用しているEAやインジケーターがある場合、それらを引き続き使えるMT4がおすすめです。

またMT4とMT5では使用するプログラムの仕様が異なります。そのためMT4用に作られたEAやインジケーターを、そのままMT5へ移行できるとは限りません

そのため現在の取引環境を大きく変えずに、自動売買や分析ツールを使い続けたい方にはMT4が向いているでしょう。

シンプルな操作感を求めるトレーダー

MT4は取引やチャート分析など、FXに必要な基本機能を備えています。MT5ほど多くの機能を必要とせず、基本的な取引やチャート分析を中心に利用したい方にとっては、必要な機能に絞って使いやすいでしょう

特に複雑な注文機能や多くの分析機能を必要とせず、チャートを確認して注文するといったシンプルな取引をしたい方に向いています。

必要な機能に絞った環境を構築しやすい点も、MT4を利用するメリットでしょう。

MT5をおすすめするユーザー

MT5はMT4よりも多くの時間足や注文方法に対応しており、幅広い機能を活用したい方に向いています。

そのほか以下のようなことを重視するトレーダーにMT5はおすすめです。

ここからは、それぞれどのようなトレーダーにおすすめなのか詳しく解説します。

最新機能を活用したい裁量トレーダー

MT5では21種類の時間足に対応しており、短期から長期までさまざまな時間軸から相場を分析できます。またストップリミット注文など、MT4にはない機能も利用できます。

複数の時間足を組み合わせて相場の方向性を確認するなど、取引方法に合わせて分析の幅を広げられるでしょう。

複数のチャートを使って分析したいトレーダー

MT5では、最大100枚のチャートを同時に開けます。複数の通貨ペアや時間足を並べて表示できるため、多くの銘柄を監視しながら相場を分析したい方に向いています。

また長い時間足でトレンドを確認しながら短い時間足を分析するなど、複数の時間軸を使った分析にも活用できます。そのため複数の通貨ペアを比較しながら、取引のタイミングを探したい方におすすめです。

スピーディーに注文したいスキャルピングトレーダー

スキャルピングでは、短い時間の値動きを狙うため、注文を素早く操作できる環境が重要です。

MT5にはワンクリック取引があり、チャートや気配値表示から売買注文を素早く発注できます。注文画面を開く手順を減らせるため、短時間で注文を完了させたい場面に役立つでしょう

ただし、実際の約定速度やスリッページはMT5だけで決まるものではありません。FX会社の約定方式やサーバーまでの通信環境なども関係するため、スキャルピングでは取引環境全体を確認することが大切です。

幅広い機能を活用したいならMT5がおすすめ

MT4とMT5のどちらを選ぶか迷っている方のなかで、幅広い機能を活用して相場を分析したいならMT5がおすすめです。

MT5は21種類の時間足やストップリミット注文などに対応しています。複数のチャートを使った分析もできるため、さまざまな機能を組み合わせて取引したい方に向いているでしょう

一方でシンプルな操作感を重視して、必要な機能に絞って取引したい方にはMT4が向いています。MT4について詳しく知りたい方は、「MT4とは?メリット・デメリットや使い方を解説」を参考にしてください。

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※この記事は2026年4月時点の情報に基づいて執筆されています。掲載内容は将来的に変更される可能性があります。
※本記事の情報は、各ソフトウェアの公式サイトおよび開発元のドキュメントに基づいて作成しています。
最終更新日:2026年8月17日

この記事の執筆者について:
本記事は、Windows専門レンタルサーバーを20年以上提供する「Winserver(株式会社アシストアップ)」が運営する公式コラムです。
当社はMicrosoft SPLAパートナーとして、法人・個人を問わず多数の顧客に対し、Windows Server環境の導入・運用支援を行ってまいりました。
執筆・構成は、技術サポートとマーケティングチームが共同で担当。実際に社内導入やお客様からのフィードバックに基づいた情報をもとに執筆しています。

 

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