この記事の信頼性:本記事は、Windows Serverを20年以上提供している「Winserver」のマーケティングチームおよび技術チームが執筆しています。実際に企業ユーザーから寄せられた設定相談やサポート事例に基づき、初心者にもわかりやすく解説しています。最終更新日:2025年9月30日
 WebサイトやECサイトなどを公開しようとしたときに、手軽にWebサーバーなどを設置することのできるサービスがレンタルサーバーやVPS(バーチャル・プライベート・サーバー)などのホスティングサービスです。
WebサイトやECサイトなどを公開しようとしたときに、手軽にWebサーバーなどを設置することのできるサービスがレンタルサーバーやVPS(バーチャル・プライベート・サーバー)などのホスティングサービスです。
今回は、手軽に使えるホスティングサービスであるレンタルサーバーやVPSについて、両者の違いや用途による向き不向き、選び方などについて解説します。
対象読者:VPS選びのポイントを知りたい企業のシステム管理者
 
VPSは、専用サーバーのように自由度が高く、クラウドよりコストを抑えられる仮想環境です。本記事では、VPSの仕組みやメリット、使い方を初心者向けに解説し、失敗しない選び方のポイントもわかりやすく紹介します。
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目次
VPSとレンタルサーバーって何が違う?
レンタルサーバーとVPSは、同じようにサーバーのホスティング業者から提供されるサービスですが、両者にはどういった違いがあるのでしょうか。
| 種類 | サービス種別 | サーバー種別 | 特徴 | 
| レンタルサーバー | 共有 | 物理サーバー | 1台のサーバーを複数ユーザーが使う。 | 
| 専用 | 物理サーバー | 利用者ごとにサーバーが用意される。 | |
| VPS | 専用 | 仮想サーバー | 利用者ごとにサーバーが用意される。 | 
レンタルサーバーには、提供のタイプによって他の人とリソースを共有する方法と、専用の環境を使う方法があります。
これを踏まえてレンタルサーバーとVPSの大きな違いは、
- レンタルサーバー:物理サーバー
- VPS:仮想サーバー
 
 
といったように物理環境か仮想環境かといった点にあります。
かつては、コンピュータの処理能力がそれほど高くなかったため選択肢として物理環境しかなかったのが、処理能力や仮想化技術の向上とともにVPSのように仮想環境として提供することができるようになりました。
VPSとレンタルサーバーのメリットとデメリット
両者には、それぞれメリットもあればデメリットもあります。
ここでは、それらについてみておきましょう。
| 種類 | メリット | デメリット | 
| レンタルサーバー | ・専用サーバーでは、自由度や安定度、性能が高い | ・専用サーバーでは、コストが高い ・共有サーバーの場合は、他ドメインの利用度の影響を受けやすい。 | 
| VPS | ・自由度や安定度、性能は高い ・比較的コストが安い | ・ある程度専門知識が必要 | 
このように、VPSはレンタルサーバー(特に専用サーバー)と比較して安価なものの、ある程度の専門的な知識が必要となります。
どんなケースに向いている?
カスタマイズの自由度、パフォーマンスやコストなど違いのあるレンタルサーバーとVPSですが、それぞれどういった業務やサービスに向いているのでしょうか。
レンタルサーバーが向いているケース
レンタルサーバーの利用が向いているケースとしては、以下のようなものがあります。
- 高い性能を必要とする計算処理、データベース処理など
- 基幹システムなど障害が起こると影響範囲が広い場合(仮想環境では、ホストに障害があると、管理下の仮想環境はすべて利用不可となる)
 など
 
 
VPSが向いているケース
VPSの利用が向いているケースとしては、以下のようなものがあります。
- 専用サーバーほどの高いパフォーマンスを必要としないWebサーバーなど
- コストを抑えたい中小企業などでの利用にも向いている
 など
 
 
このように、物理サーバーであるレンタルサーバーと仮想環境であるVPSには、向いているケースやそうでないケースがあります。
VPSやレンタルサーバーの選び方
VPSやレンタルサーバーには種類があり、さまざまなホスティング業者から提供されています。
向いている業務やケースがわかったところで、目的にあったサービスを選択するには、どのようにすれば良いのでしょうか。
実際に選択する場合、まずは、VPSかレンタルサーバにするかを選択しましょう。
- 自分が利用する目的に合っているか(レンタルサーバ or VPS)
- コストに見合うか
- VPSが扱える知識のある担当者がいるか
 
 
どちらにするかを決めると、次は実際にどのホスティング業者を選択すべきかを検討する必要があります。
その際には、以下のようなポイントを押さえることが必要です。
- 信頼性があり実績のある業者かどうか
- サポート体制は整っているか
- 災害時のデータの安全性、復旧等の体制は大丈夫か
- コストは予算に見合うものか
 など
 
 
実際に利用するレンタルサーバーやVPSを選択する際には、このように2段階のステップで進めるようにしましょう。
まとめ
ホスティングサーバー業者が提供しているレンタルサーバーやVPSは、手軽にWebサイトやECサイト、Webサービスなどを提供するときに使えるとても便利なものです。
両者は、物理サーバーからなる「レンタルサーバー」、仮想サーバーである「VPS」といった大きな違いがあります。
ただし、今回解説したように両者は以下の通りそれぞれ違った特徴があるので、それを理解して目的に合った方を選択する必要があります。
レンタルサーバー
- 高価だけどパフォーマンスが高い
 
 
VPS
- 比較的安価で、パフォーマンスはそれなり、ただし知識が必要
 
 
また、実際にどこかのホスティング業者と契約をして利用を始める場合には、以下の点を押さえておきましょう。
- 信頼できて実績のある業者であること
- サポート体制がしっかりとしていること
 
 
業界の流れとして、自社でサーバーを設置するよりもレンタルサーバーやVPS、クラウドなど外部サービスを利用することは今後も広がることは確実となっています。
レンタルサーバーやVPSを利用する場合は、ぜひ今回の記事を参考にして、目的に合ったものを選ぶようにしましょう。
※この記事は2025年9月時点の情報に基づいて執筆されています。掲載内容は将来的に変更される可能性があります。
※本記事の情報は、各ソフトウェアの公式サイトおよび開発元のドキュメントに基づいて作成しています。
最終更新日:2025年9月30日
この記事の執筆者について:
本記事は、Windows専門レンタルサーバーを20年以上提供する「Winserver(株式会社アシストアップ)」が運営する公式コラムです。
当社はMicrosoft SPLAパートナーとして、法人・個人を問わず多数の顧客に対し、Windows Server環境の導入・運用支援を行ってまいりました。
執筆・構成は、技術サポートとマーケティングチームが共同で担当。実際に社内導入やお客様からのフィードバックに基づいた情報をもとに執筆しています。
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