FX自動取引を快適に行うためには、自宅のPC上ではなくVPSの利用がおすすめです。
本記事では、MT4を導入できるおすすめのFX専用VPSを詳しく紹介します。
また、サーバーの安定性やスペック、サポート体制など、選び方のポイントを解説します。
これからFX自動売買を始める方や、VPSの選択に悩んでいる方に役立つ情報が満載です。
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・コストパフォーマンスに優れた『VPSサーバー』
・安定性抜群の『専用サーバー』
目次
なぜFX自動取引にVPSが必要なのか?
FX自動売買は、プログラムによって為替取引を自動的に行うシステムで、24時間市場が動いているFX市場では特に有効です。
しかし、自動売買を効果的に行うためには安定した稼働環境が必要です。
自宅のPCを使用すると、電源の問題やインターネット接続トラブル、ハードウェアの不調などが障害になることがあります。
これらの問題を解決するために、多くのトレーダーがVPS(仮想プライベートサーバー)を利用しています。
VPSは、FX自動売買における安定性やコスト効率を大幅に向上させる重要な要素です。
MT4を使ったFXの自動売買とは
MT4(MetaTrader 4)は、FX自動売買で最も広く使用されている取引プラットフォームです。
使いやすいインターフェースと高度なチャート機能を備えており、インディケータやエキスパートアドバイザー(EA)を簡単にカスタマイズできるため、24時間自動で取引を行うことが可能になります。
MT4は多くのブローカーに対応しており、リアルタイムの相場データに基づいた取引を提供します。
• 使いやすいインターフェース:初心者から上級者まで利用可能。
• 高度なチャート機能:リアルタイムで相場分析が可能。
• EAによる自動取引:設定した戦略に基づき、24時間取引を自動化。
MT4をVPSで運用することで、取引の安定性とスピードが向上し、遅延の少ない効果的な自動売買が可能になります。
自動売買やMT4の詳細については下記のコラムをご覧ください。

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VPSを使用するメリット
自動売買の遅延が少ない
MT4をVPSで運用すると、高速なインターネット接続でブローカーのサーバーと直接接続できるため注文の処理が迅速になり、価格の急変動時にも迅速な取引が行え、意図しない損失を回避できます。
さらに、VPSは24時間安定して稼働するため、外出中でも遅延のリスクを最小限に抑えた自動売買が可能です。
24時間安定して取引できる
自宅のPCでは電源トラブルやインターネット接続の問題で取引が中断されるリスクがありますが、VPSはデータセンターで管理され、停電や通信障害に強い環境で運用されます。
充実したサーバーの運用体制により、深夜や早朝の相場変動時でも安心して自動売買を続けられ、損失を最小限に抑えつつ、取引機会を最大限に活かすことが可能です。
どの端末からでもアクセスできる
VPS上でMT4を稼働させることで、インターネットに接続できる環境さえあれば、スマートフォンやタブレット、ラップトップなど、どの端末からでも簡単に取引状況を確認・操作することができます。
リアルタイムで取引状況を監視し、必要に応じて設定の変更も可能なため、自宅にいないときでも重要な市場ニュースに対応でき、取引チャンスを逃さず、リスク管理を行えます。
また、クラウド上でデータが保存されるため、端末の故障や紛失時でも取引データは安全に管理されます。
余計な電気代がかからない
自宅PCを24時間稼働させると電力消費と電気代が高くなりますが、VPSは省電力技術が導入されたデータセンターで運用されているため、コストを抑えながら効率的な取引環境を維持できます。
また、VPSを使うことでPCのハードウェアに負荷をかけることなく、長期的に安定した運用が可能です。
MT4対応VPSの選び方
VPSの性能やサービス内容によって、取引の安定性やスピードが大きく影響を受けるため、以下のポイントをおさえて慎重に選ぶ必要があります。
1) サーバーの安定性と速度
2) サーバースペック
3) システムの監視体制
4) サポート体制
5)価格とコストパフォーマンス
まずサーバーの安定性と速度を確認し、常にスムーズな取引が行える環境を整えることが必要です。
また、CPUやメモリなどのサーバースペックは、MT4のパフォーマンスに直接影響を与えるため、自分の取引量や使用するEAの数に応じたスペックを選びましょう。
サポート体制も重要で、電話が繋がりやすいなど迅速な対応が期待できるVPSプロバイダーを選ぶと安心です。
最後に、価格とコストパフォーマンスのバランスを見極め、長期的に見て自分に最適なVPSを選択することが、成功への鍵となります。
FX自動取引向けVPSに必要なサーバースペックとは
FX専用VPSを選ぶ際には、取引の安定性とスムーズな動作を確保するため、取引量や使用するEA(エキスパートアドバイザー)の数に応じた適切なスペックを選定することが重要です。
この章では、VPSに必要なCPU、RAM、ディスクについて詳しく見ていきましょう。
CPU – 複数のEAを同時に稼働させるための選び方
CPUの性能は、複数のEAを同時に稼働させる際に重要な要素です。
複数の取引を同時に行う場合や、高頻度で取引を行う場合、CPUのコア数とクロック速度がパフォーマンスに大きく影響します。
• コア数:複数のEAが同時に動作するため、少なくとも2コア以上が推奨されます。
• クロック速度:高いクロック速度のCPUは迅速な処理を可能にします。
EA数 | 推奨CPUコア数 | 推奨クロック速度 |
1~2個 | 2コア | 2.0GHz以上 |
3~5個 | 4コア | 2.5GHz以上 |
6個以上 | 6コア以上 | 3.0GHz以上 |
RAM – EAの同時稼働数に応じたメモリ容量の決定
RAMは、EAがスムーズに動作するために不可欠なリソースであり、特に複数のEAを同時に稼働させる場合、その重要性が増します。
メモリが不足すると、システムのパフォーマンスが低下し、取引の遅延や誤作動が発生するリスクが高まります。
自動売買においてタイミングのずれは致命的な結果を招くため、適切なメモリ容量を確保することが安定した取引を維持する鍵となります。
取引量やEAの数に応じて十分なメモリを選定し、システムの安定性を維持することが重要です。
メモリ容量の決め方|EAの同時稼働数に応じて選択
同時稼働するEAの数に応じて適切なメモリ容量を選定することが非常に重要です。
取引規模やEAの数が増えるとシステムにかかる負荷も大きくなるため、必要なメモリを確保することで取引の安定性を維持することができます。
EA数 | 推奨メモリ容量 |
1~2個 | 2GB |
3~5個 | 4GB~8GB |
6個以上 | 8GB以上 |
ディスクはSSD必須|高速処理のための重要要件
ディスクの種類は取引のスピードと安定性に大きく影響します。
特に、HDDに比べて高速なデータアクセスが可能なSSD(ソリッドステートドライブ)は、自動売買に必須です。
SSDを採用することでデータの読み書き速度が向上し、取引のレスポンスが改善され、取引の遅延のないスムーズな自動売買が可能になります。
ディスクタイプ | データアクセス速度 | 推奨用途 |
HDD | 遅い | ストレージ目的には適しているが、取引には不向き |
SSD | 速い | 高速取引や自動売買に最適 |
特に高頻度取引を行うトレーダーにとって、SSDは欠かせない要素となります。
ご自分の取引スタイルやニーズに最適なサーバースペックを選定することで、VPS上でのMT4運用をより効果的に、安定して行うことが可能です。
FX自動売買のためにはFX専用のVPSサービスを利用するのがおすすめです。
おすすめのVPSサービス一覧と価格・スペック比較
では、実際にVPSを選ぶ際に各サービスの特徴や価格、スペックを比較し、自分の取引スタイルに最適なものを見つけることが重要です。
以下の表に、FX専用VPSを扱う4社を比較しました。
サービス名 | プラン | 価格(月額) | メモリ | SSD容量 | CPUコア数 | MT4推奨個数 |
Winserver for FX | 【VPS】スタートアップ | ¥2,530 | 3GB | 50GB | 4コア | 2個 |
【VPS】スタンダード | ¥5,500 | 6GB | 50GB | 5コア | 6個 | |
【専用サーバー】プライベート | ¥11,000 | 16GB | 500GB | i7 | – | |
【専用サーバー】エグゼクティブ | ¥22,000 | 32GB | 500GB | i7 | – | |
お名前.comデスクトップクラウド | スタートアップ2GB | ¥2,640 | 2GB | 150GB | 2コア | 3個 |
スタンダード4GB | ¥4,620 | 4GB | 150GB | 3コア | 8個 | |
プレミアム8GB | ¥7,260 | 8GB | 150GB | 8コア | 20個 | |
使えるねっと FX専用VPS | ゴールド | ¥8,800 | 4GB | 100GB | 4コア | – |
プラチナ | ¥11,770 | 8GB | 200GB | 6コア | – |
Winserver for FX は、幅広いプラン選択肢を提供しており、初心者からプロまで対応しています
FX取引向けに設定された仮想デスクトップサーバーと専用サーバーを提供しているのが特徴です。
特に専用サーバープランはコア数が多く、複数のMT4を同時に稼働させるのに適しています。
WinserverはWindows専門のレンタルサーバーで20年以上の実績があり、24時間のチャットボットサポート以外にも平日の日中はメールや電話サポートもあるので安心です。
お名前.comデスクトップクラウド は、低価格で高パフォーマンスを提供しており、初心者にも使いやすいサービスです。
24時間365日のメールサポートも付いており、返金保証があるため安心して始められます。
MT4の推奨稼働数が明示されているため、使いやすさが魅力です。
使えるねっと FX専用VPS は、MT4の安定稼働に特化しており、20年以上の実績があります。
高いセキュリティ基準と24時間365日のサポート体制が強みで、特に安定した取引環境を求めるトレーダーに適しています。
上記の比較を参考に、自分のニーズに合ったVPSを選んで、快適なFX自動売買環境を整えましょう。
まとめ
FX自動売買を安定して行うには、専用のVPSを選ぶことが不可欠です。
サーバーの安定性、適切なスペック、監視体制、サポート、そしてコストパフォーマンスを総合的に考慮し、自分の取引スタイルに最適なVPSを選定することで、取引の安定性と効率が大幅に向上します。
特に、SSD搭載のVPSは取引のレスポンスを高め、高頻度取引にも対応可能です。
本記事のポイントを押さえて、自動売買のパフォーマンスを最大限に引き出しましょう。
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MT4/5の枚数を増やす場合はスタンダードプラン、より本格的に稼働される場合は他の利用者の影響を受けにくい専用サーバープランがおすすめです。
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