GitとGitHubの基礎知識 それぞれの違いまでわかりやすく解説!

GitGitHubは、現代のソフトウェア開発において欠かせないツールです。

Gitはコードの変更履歴を管理するバージョン管理システムであり、GitHubはそのリポジトリをインターネット上でホスティングするプラットフォームです。

この記事では、GitとGitHubの基礎知識や違いを解説します。

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Gitとは

Gitの概要

Gitは、ソフトウェア開発の現場で広く使われているバージョン管理システム(VCS)の一つです。

バージョン管理システム(VCS)とは、ファイルの変更履歴を管理し、複数のバージョンを保持するシステムです。

VCSは主にコードの変更履歴を追跡し、複数の開発者が同じプロジェクトで効率的に作業できるようにします。

Gitは分散型のバージョン管理システム(VCS)であり、各開発者が自分のローカルリポジトリで作業を行い、変更を共有リポジトリに反映させます。

これにより、中央サーバーの障害が発生しても、オフラインでも作業ができ、また全ての開発者が独自に作業を続けることが可能です。

Gitの基本機能

Gitには、開発者が効率的に作業を進めるために必要な多くの機能があります。

代表的な機能として、以下があります。

変更履歴を保存する「コミット」
・異なる作業の分岐を管理する「ブランチ」
・複数の変更を統合する「マージ」

これらの機能により、Gitは複雑なプロジェクトでも柔軟に対応できる強力なツールとなっています。

また、Gitはリモートリポジトリとの連携も得意としており、GitHubやGitLabといったプラットフォームと組み合わせることで、チームでの共同作業やオープンソースプロジェクトの管理も可能です。

Gitのメリット

・オープンソースのため無料で利用でき、コストを気にせずに導入できる
・ファイルの変更履歴が管理されており、過去の状態に戻せる
・「ブランチ」「マージ」の機能により、並行開発・共同作業が可能
・分散型のVCSのため、オフラインでも作業ができ、障害にも強い

これらのメリットにより、複数の開発者が共同で作業をするソフトウェア開発において、Gitは必須のツールです。

Gitのデメリット

・操作が主にコマンドラインのため、初心者には扱いづらい
・リポジトリのサイズが大きくなると、処理が遅くなる
・大規模なファイルの管理に向いていない

操作がコマンドラインのため、使い慣れるようになるには操作方法を学習する必要があります。

実際に運用する前に、試しに使ってみて操作に慣れておくことをおすすめします。

また、ファイルの管理においては取り扱うファイルのサイズや量に注意しましょう。

GitHubの基本

GitHubの概要

GitHubは、Gitを基盤としたリモートリポジトリをホスティングするWebサービスで、リポジトリのホスティング以外にも開発をサポートする多様な機能を提供しています。

また、オープンソースプロジェクトのコミュニティ形成にも貢献しており、世界中の開発者がコラボレーションを行う場として広く活用されています。

GitHubの基本機能

GitHubの基本機能には、以下のものがあります。

・リポジトリの作成と管理
・ブランチの操作
・フォーク
・プルリクエストの提出
・GitHub Actions
・プロジェクト管理機能

フォークは、他の開発者が作成したリポジトリを、自分のリポジトリにコピーして独自に変更できる機能です。

また、プルリクエストは、他のメンバーにコードの変更をレビューしてもらうための機能です。

これらの機能を活用すると、以下のような流れで作業が行えます。

・開発に加わりたいリポジトリをフォークし、自分のリポジトリにコピーする
・編集したコードをプルリクエストしてレビューしてもらう

オープンソースプロジェクトでは、このような流れで多くの開発者と共同して作業を行っています。

他にも、GitHub Actionsを活用したCI/CD(継続的インテグレーション/継続的デリバリー)の自動化機能やプロジェクト管理機能が充実しています。

GitHubのメリット

GitHubは、開発者にとって下記のような多くのメリットがあります。

・世界中の開発者に向けてデータを公開でき、コミュニティが形成できる
・オープンソースプロジェクトへの参加が容易
・操作はWebインタフェースが利用でき、初心者でも扱いやすい
・セキュリティ機能が強化されており、脆弱性の管理も可能

GitHubのデメリット

GitHubにもデメリットがあるため、利用には以下の点において注意しておく必要があります。

・大規模なファイルの保存に制限がある
・プライベートリポジトリの利用に制限がある(無料プランの場合)
・サービス停止時はアクセスできない
・高度な機能は有料プランのみ利用可能

GitHubはWebサービスであるため、インターネットに接続できなかったり、サービスが停止したりした場合は、アクセスできないことに注意が必要です。

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GitHubの無料プランと有料プランの違い

GitHubはGitと異なり、全ての機能が無料で使えるわけではありません。

GitHubの有料プラン、無料プランの違いをまとめました。

無料プラン
(GitHub Free)
有料プラン
(GitHub Team)
有料プラン
(GitHub Enterprise)
月額費用無料4USD21USD
GitHub Actions2,000分/月3,000分/月50,000分/月
GitHub Packages500MB/月2GB/月50GB/月
保護ブランチパブリックリポジトリのみ無制限
コード所有者
(プルリクエスト時に自動的にレビュアーを指定)
パブリックリポジトリのみ無制限
プルリクエストのレビュアー複数指定パブリックリポジトリのみ無制限
GitHub Pageパブリックリポジトリのみ無制限

プロジェクト管理機能やコードレビュー、コラボレーション機能などは、無料プランでは制限があります。

プロジェクトの規模や要件により、必要であれば有料プランの利用を検討しましょう。

GitとGitHubの違い

GitとGitHubはどちらも複数人でのソフトウェア開発に役立つツールです。

しかし、それぞれ機能や利用方法に違いがあります。

GitとGitHubの違いについて、以下のようにまとめました。

項目GitGitHub
定義分散型VCSGitを利用したホスティングサービス
提供形態ソフトウェアWebサービス
主な機能ローカルでのバージョン管理リモートリポジトリの提供
使用場所ローカル環境クラウド上
所有オープンソースMicrosoft社
利用料無料基本無料(有料プランあり)
コラボレーション限定的容易
可視性プライベートパブリック/プライベート
操作性コマンドライン中心Webインタフェース
追加機能なしプロジェクト管理、Wiki、Actionsなど

GitとGitHubの大きな違いは、Gitが「ソフトウェア」であるのに対し、GitHubが「Webサービス」であるという点です。

Gitはローカル環境で主に使用するため、その環境に接続できるユーザーという限定的なコラボレーションです。

対して、GitHubはWebサービスであるため、インターネットに接続できる全ユーザーに公開し開発することが可能です。

どちらを使うべきかは、プロジェクトの性質や規模、チームの構成によります。

個人での開発や学習目的、またはプロジェクト内での開発であれば、Gitだけで十分でしょう。

しかし、大規模なチームでの共同作業や、オープンソースプロジェクトへの参加を考える場合は、GitHubの利用がおすすめです。

GitHubは、Gitの機能に加えてコードレビューや課題管理などの機能を利用でき、チーム全体の生産性を向上させます。

両方を適切に使い分けることで、開発プロセスを最適化できます。

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まとめ

本記事では、GitおよびGitHubについて解説しました。

両者はバージョン管理システムという点では共通していますが、提供形態が異なるため、いくつかの違いがあります。

Gitは無料で利用できるソフトウェアであり、分散型のバージョン管理システムとして主にローカル環境で使用されます。

一方、GitHubはGitを基盤としたホスティングサービスで、Webサービスであるため、インターネットに接続すれば誰でも利用できます。

また、リポジトリの可視性をパブリックに設定することで、データを公開し、世界中の開発者と共同で開発することが可能です。

それぞれの特性を理解し、プロジェクトの規模や目的に応じて適切に使い分けましょう。

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