この記事の信頼性:本記事は、Windows Serverを20年以上提供している「Winserver」のマーケティングチームおよび技術チームが執筆しています。実際に企業ユーザーから寄せられた設定相談やサポート事例に基づき、初心者にもわかりやすく解説しています。最終更新日:2025年7月31日
ドメイン移管とは、現在契約しているドメイン管理会社から、別の管理会社へドメインの管理を移す手続きのことです。
ドメイン移管は手順を間違えるとサイトやメールが一時的に使えなくなるため、事前にしっかり確認して行わなければいけません。
この記事では、Winserverを例に、ドメイン移管の具体的な手順や費用、期間、トラブル例まで詳しく解説します。
ドメイン移管を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
対象読者:ドメイン移管を予定している初心者の方
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目次
ドメイン移管とは
概要
ドメインは、インターネット上の住所のようなもので、Webサイトを運営する上で欠かせないものです。
現在のドメイン管理会社(レジストラ)から別の会社へドメインの管理を移すことを「ドメイン移管」と呼びます。
例えば、今まで他社でドメインを管理していたものを、Winserverに移すことで、ドメイン管理費の削減やサーバーとドメインの一元管理が可能になります。
しかし、ドメイン移管は単純な名義変更とは異なり、移管手続き中に認証メールを見落として手順を誤るとメールが届かなくなるなど、手続きが中断するリスクもあります。
こうした点から、ドメイン移管はしっかり手順を理解してから進めることが大切です。
ドメイン移管の大まかな流れ
ドメインを移管する際の大まかな流れは以下のとおりです。
1.現在のドメイン登録会社(移管元)で、ドメインの状態(Whois情報、有効期限・ロックの状態)を確認する
2.移管元登録会社から移管に必要なオースコード(AuthCode)を取得する
3.移管先登録会社でドメイン移管申請を行う
4.認証メールに承認して移管処理を進める
5.数日後、移管完了の通知を確認する
この流れをしっかり把握しておけば、どのサービスを利用する場合も対応できます。
以下のページにもくわしい情報が載っていますので、ぜひご確認ください。
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ドメイン移管の具体的な手順|Winserverでの進め方
移管前に確認しておくべきポイント
ドメイン移管をスムーズに進めるためには、事前のチェックが欠かせません。
具体的なポイントは、以下のとおりです。
・現在のドメインの状態(Whois情報、メールアドレスの利用可否)
・ドメインの有効期限
・ドメインにロックがかかっていないか
最も重要なのはWhois情報です。
登録メールアドレスが現在も受信可能であるかについても確認しましょう。
このメールアドレス宛に承認メールが届くため、Whois情報が古いものだと手続きが止まってしまいます。
また、ドメインの有効期限が迫っていないかも必ずチェックしましょう。
通常、有効期限間近のドメインは移管できない場合が多いです。
ドメインの種類によって異なりますが、ドメインの有効期限が31日もしくは15日未満の場合は移管元会社でドメインを更新しておきましょう。
さらに移管ロック(Transfer Lock)が有効になっていると申請が進められません。
移管元登録会社で事前にロックを解除しておきましょう。
オースコード(AuthCode)の取得方法
ドメイン移管には必ず「オースコード(AuthCode)」が必要です。
オースコードは「EPPコード」「認証コード」と呼ばれる場合もあります。
本人確認の役割を果たすパスワードのようなもので、現在ドメインを管理しているドメイン管理会社から取得します。
取得方法はドメイン管理会社によって異なりますが、一般的には管理画面のドメイン詳細ページから申請し、画面上またはメールで発行されます。
取得したコードはコピーして大切に保管し、後ほどWinserverでの移管申請時に入力します。
有効期限が短い場合もあるので、取得したらできるだけ早く移管申請に進むのがポイントです。
Winserverでの移管申請の流れ
Winserverで移管申請を行うには、お問い合わせフォームにて「オースコード(Authcode)」と「転入(移管)希望のドメイン」を記載の上、問い合わせを行います。
問合せ後はWinserver側で移管申請を実施するため、連絡を待ちましょう。
移管申請が完了すると、システムが自動的にレジストリへ移管リクエストを送信します。
申請自体は数分で終わる簡単な作業ですが、ここから承認メールが届くまでは数時間ほどかかることもありますので、メールの受信環境を整えて待機しておきましょう。
移管承認メールの確認と承認
移管申請後、Whois情報に登録されたメールアドレス宛に「ドメイン移管を承認しますか?」という確認メールが届きます。
このメールは、不正な移管を防ぐための大切な手続きです。
メール内の承認リンクをクリックし、画面の指示に従って承認することで、移管処理が正式に開始されます。
この承認メールの有効期限は通常5~7日程度で、期限を過ぎると移管は自動的にキャンセルされてしまう場合もあるため、必ずメールを見逃さないよう注意しましょう。
また、迷惑メールフォルダに振り分けられる場合もあるので、受信設定を見直しておくことをおすすめします。
移管完了後の確認作業
承認後、数日ほどでドメイン移管は完了します。
Winserverから「移管完了のお知らせ」が届いたら、まずは管理画面でドメインが正しく移管されているかを確認しましょう。
移管後はWhois情報の登録者情報が新しい管理会社(Winserver)に更新されているかもチェックします。
また、必要に応じてDNSレコードの設定を見直しましょう。
ドメイン移管自体ではサーバーの内容は変わらないため、DNSがそのまま引き継がれる場合が多いですが、メールやウェブサイトが正しく動いているかも念のためテストしておくと安心です。
これでドメイン移管の一連の作業は完了です。
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ドメイン移管にかかる費用と日数は?
ドメイン移管の一般的な費用
ドメイン移管には「移管手数料」という形で費用がかかるのが一般的です。
ただしこれは単なる手数料ではなく、移管時にドメインの有効期限が1年延長される更新料を含む場合がほとんどです。
結果的に次回の更新日が1年先に延びるため、移管費用は無駄になるわけではありません。
Winserverでも移管時には1年分の更新料を支払うことで移管手続きが進みます。
具体的な費用は、以下のとおりです。
ドメイン種別 | 移管費用(1年分管理費含む/税込み) |
.com / .net / .org(gTLD) | 3,850円 |
汎用JP(.jp) | 5,500円 |
属性型・地域型JP(.co.jp等) | 8,250円 |
.biz / .info / .name / .tk | 3,850円 |
.tv / .cn / .cc / .ws等 | 5,500円 |
Winserverのドメイン移管の費用については、以下のサイトに詳しく記載がありますので、こちらも合わせてご覧ください。
移管にかかる期間と日数
ドメイン移管にかかる期間は、移管申請から完了まで通常5日~7日程度が目安です。
これはドメインの種類(.jp/.com など)や現在のレジストラの対応スピード、承認メールの処理タイミングによって変わります。
特に承認メールへの対応が遅れると、その分移管が完了するまでの期間も長引きます。
また、ドメインを取得してから60日以内は移管できないルールもあるため、新規取得後すぐの移管は避けましょう。
あらかじめスケジュールに余裕を持ち、承認メールが届いたらすぐに対応できるよう準備しておくことが、円滑に移管を終えるための重要なポイントです。
ドメイン移管時のトラブルと対策
よくあるトラブルと原因
ドメイン移管で最も多いのは「承認メールの見落としによる期限切れ」です。
Whois情報に古いメールアドレスが設定されていると、承認メールが届かず移管は自動的にキャンセルされます。
また、移管前にドメインロック(Transfer Lock)を解除していないケースも頻発します。
さらにオースコード(AuthCode)が古くて無効になっている、あるいは有効期限が切れてしまうパターンもあります。
これらは全て移管前にしっかり確認すれば防げるものばかりです。
原因を理解し対策を取ることで、トラブルを未然に防げます。
移管トラブルを防ぐための対策
ドメイン移管をスムーズに完了させるために、以下のチェックを事前に確認しておくとよいでしょう。
・Whois情報のメールアドレスは現在も受信可能か?
・ドメインのロックは解除されているか?
・ドメインの有効期限は十分に残っているか?(目安は31日、一部ドメインでは15日以上)
・オースコードは最新のものを取得しているか?
・迷惑メール設定は確認済みか?
これらを移管開始前に確認するだけで、移管トラブルの大半は防げます。安心して手続きを進めるために、忘れずに実践しましょう。
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まとめ
本記事では、ドメイン移管の手順について解説しました。
ドメイン移管は「オースコードを取得し、移管申請を行い、承認メールに応答する」というシンプルな作業ですが、Whois情報やメール設定など、細かな注意点が多いのも事実です。
ポイントを押さえて、スムーズな移管を実現しましょう。
ドメイン移管ならWinserverへ、ぜひご相談ください。
この記事の執筆者について:
本記事は、Windows専門レンタルサーバーを20年以上提供する「Winserver(株式会社アシストアップ)」が運営する公式コラムです。
当社はMicrosoft SPLAパートナーとして、法人・個人を問わず多数の顧客に対し、Windows Server環境の導入・運用支援を行ってまいりました。
執筆・構成は、技術サポートとマーケティングチームが共同で担当。実際に社内導入やお客様からのフィードバックに基づいた情報をもとに執筆しています。
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