この記事の信頼性:本記事は、Windows Serverを20年以上提供している「Winserver」のマーケティングチームおよび技術チームが執筆しています。実際に企業ユーザーから寄せられた設定相談やサポート事例に基づき、初心者にもわかりやすく解説しています。最終更新日:2026年8月17日
MT4(MetaTrader 4)は外国為替取引(FX)や他の金融商品の取引で用いられる無料のツールで、世界中のFXトレーダーに利用されています。
MT4の人気の理由は、初心者にも扱いやすい使いやすさと、チャート分析やインジケーターのカスタマイズが自由にできる機能の高さにあります。
今回は、為替取引に便利なMT4についての基本機能や取引の始め方、さらに後継バージョンのMT5についても解説します。
対象読者:MT4を使った自動売買や分析を行いたい投資家
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目次
MT4とは?
株取引や投資信託、仮想通貨などさまざまな金融商品が人気となっており、資産形成として外国為替取引(FX)に関心のある方も多いのではないでしょうか。
MT4(MetaTrader 4)は、ロシアのMetaQuotes Software(メタクオーツ・ソフトウェア)社が開発した無料で利用することのできるFX取引ツールです。
多くのトレーダーが愛用しているベーシックなツールとして、全世界で非常に人気があります。
その人気の理由はどこにあるのでしょうか。
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MT4の機能とメリット
MT4には、FX取引を効率化するさまざまな機能が備わっています。ただ機能を知るだけでは、実際の取引でどのように活用できるのか分かりにくいでしょう。
MT4を利用するメリットを知っておけば、自分の取引スタイルに必要な機能があるのか判断しやすくなります。またEAによる自動売買やテクニカル分析など、MT4の主な機能をどのように活用できるのかも分かるようになります。
MT4の主なメリットは以下のとおりです。
これらの機能は、取引の負担を減らし、自分の売買ルールに沿った環境を整えることにもつながります。
それぞれのメリットについて、詳しく解説します。
EAを利用して自動売買ができる
MT4ではEA(エキスパートアドバイザー)と呼ばれるプログラムを利用して、自動売買を行えます。EAに売買条件を設定することで、自分で決めたルールに沿って注文や決済を自動化できます。
自分でチャートを監視し続けなくても売買を実行できるため、仕事や外出などで相場を常に確認できない場合にも活用しやすいでしょう。また複数のEAを使い分ければ、異なる売買ルールを運用することも可能です。
EAによる自動売買を継続して行う場合は、MT4を常時稼働させられる環境を用意することも重要です。VPSを利用した自動売買については「初心者でも安心!WinserverのFX専用VPSでMT4/MT5自動売買を始める方法」で詳しく解説します。
チャートやインジケーターを使って相場を分析できる
MT4では、時間足を切り替えながら価格の動きを確認できます。ローソク足やバー、ラインなど複数のチャート表示に対応しているため、自分が見やすい形式で相場を分析できます。
またテクニカルインジケーターをチャートに表示することで、価格の動きだけでは判断しにくいトレンドや相場の変化も確認できます。
裁量取引でエントリーや決済のタイミングを判断したい方にとって、使いやすい機能といえるでしょう。
複数の注文方法に対応している
MT4では、成行注文に加えて指値注文や逆指値注文などを利用できます。相場の状況や自分の取引ルールに応じて、注文方法を使い分けられる点が特徴です。
あらかじめ価格を指定して注文しておけば、チャートを見続けて希望価格になったタイミングで手動注文する必要がありません。仕事などで相場を常に監視できない場合でも、自分の条件に合わせて注文を設定しやすくなります。
<h3id=”merittod” class=”styled_h3″>バックテストで自動売買の戦略を検証できる
MT4には、EAを過去の相場データで動かして売買結果を確認できる「ストラテジーテスター」が搭載されています。テスト期間や通貨ペア、時間足などを設定して、EAの動作や取引結果を確認できます。
実際のお金を使う前に過去の相場で検証できるため、EAを導入する際に売買ルールを確認するための材料になります。またテスト結果は取引履歴や損益などから確認できるため、異なる設定を比較することも可能です。
VPSを利用してMT4を常時稼働できる
VPSを利用すると、自宅のパソコンの電源を切っていてもMT4を動かし続けることが可能です。
また自宅のパソコンを常に起動しておく必要がなくなるため、電源の切り忘れやパソコンの再起動などによってMT4が停止するリスクも抑えやすくなります。
MT4をVPSで運用する方法やメリットについては、「FX自動取引に便利なVPSとは?メリットやおすすめサービスをご紹介」で詳しく解説しています。
ワンクリックで注文できる
MT4にはワンクリックトレード機能があり、追加の確認画面を開かずに1回のクリックで注文を発注できます。チャート上のワンクリックトレードパネルなどから利用できるため、注文操作にかかる手順を減らせます。
ただしクリックすると確認なしで注文が発注されてしまうので、ワンクリックトレードを利用する際は注文数量などを事前に確認しておくことが大切です。
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MT4のデメリットは
MT4はFX取引に必要な機能を備えていますが、利用できる機能には限りがあります。そのためMT4を利用する前に、どのような点で物足りなさを感じる可能性があるのかを知っておくことが大切です。
あらかじめデメリットを把握しておけば、自分の取引スタイルにMT4が合っているのか判断しやすくなります。
MT4の主なデメリットは以下のとおりです。
このように注文方法や自動売買の検証など、利用する機能によって感じるデメリットは異なります。自分の取引で必要になる機能が不足していないか、あらかじめ確認しておきましょう。
ここからは、それぞれのデメリットについて詳しく解説します。
時間足の種類が少ない
MT4は9種類の時間足に対応しています。基本的な短期・中長期の分析には対応できますが、より細かな時間軸で相場を確認したい場合は不便に感じる恐れがあります。
細かな時間足を使って相場を分析したい場合は、21種類の時間足に対応しているMT5がおすすめです。MT5については「MT4の未来とMT5への移行」で詳しく解説しています。
高度な注文方法に対応していない
MT4では成行注文や指値注文、逆指値注文など、基本的な注文方法を利用できます。
一方で価格が一定の水準に到達したことを条件に、その後の注文価格まで細かく指定したい場合には利用できる注文方法が限られます。
このような条件を設定した注文を利用したい場合は、Buy Stop LimitやSell Stop Limitに対応しているMT5がおすすめです。これらの注文方法を利用することで、価格条件を指定したうえで指値注文を発注できます。詳しくは「MT4の未来とMT5への移行」で解説しています。
EAの検証・最適化に時間がかかる場合がある
MT4にはストラテジーテスターがあり、EAを過去の相場データで動かして売買ルールや設定を検証できます。
複数のパラメータを組み合わせて最適化する場合は、設定する条件が増えるほど検証するパターンも増えるため、設定によっては検証に時間がかかることもあります。
EAの設定を細かく比較しながら効率よく最適化したい場合は、マルチスレッドに対応したMT5がおすすめです。MT5の検証機能については「MT4の未来とMT5への移行」で詳しく解説しています。
MT4利用における注意点
MT4はEAによる自動売買やテクニカル分析など、さまざまな機能を利用できる取引プラットフォームです。
便利な機能が多い一方で、過去の検証では利益が出ていても実際の相場では同じ結果にならなかったり、MT4の動作が重くなって注文操作に影響したりする場合があります。
こうした問題を避けるためにも、MT4を利用する前に知っておきたい注意点を確認しておきましょう。
それぞれの注意点について詳しく解説します。
バックテストの結果だけで取引を判断しない
MT4のストラテジーテスターでは、EAを過去の相場データで動かして、売買ルールや設定を検証できます。実際の取引を始める前にEAの動作を確認できるため、自動売買を利用する際に便利な機能です。
ただしバックテストは過去のデータを使ったシミュレーションなので、実際の相場で同じ結果になるとは限りません。価格の動きや約定状況などが異なる場合もあるため、検証結果だけでEAの性能を判断するのは避けたほうがよいでしょう。
また、MT4ではヒストリカルデータのモデリング方法によって、EAの検証結果が変わる場合があります。バックテストに加えてデモトレードなども活用し、実際の値動きを確認しながらEAを運用することが大切です。
スプレッドはFX会社によって異なる
スプレッドは、通貨を買う価格と売る価格の差です。取引する際のコストになるため、特に短期売買を行う場合は確認しておきたいポイントです。
またMT4を利用していても、スプレッドの条件は利用するFX会社によって異なります。取引回数が多くなるほどスプレッドによるコストも積み重なるため、EAを使った自動売買やスキャルピングを行う場合は、FX会社の取引条件も確認しておくとよいでしょう。
利用するEAやチャート数によって動作が重くなる場合がある
MT4では複数のチャートを表示したり、EAやインジケーターを同時に稼働させたりできます。
一方で利用するEAやチャート数などによってPCへの負荷は変わり、動作が重くなる場合があります。
動作が重くなるとチャートの表示や注文操作に影響する可能性があるため、使用するPCやVPSの性能も確認しておきましょう。
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MT4を活用したトレードのポイントとは
MT4は、為替取引などを行うトレーダーにもよく使われています。MT4を使ってトレードを行うには、安定した取引環境の整備とツールの有効利用が大切です。
ここでは、実際にMT4を使ったトレーディングのポイントについて解説します。
これらを意識することでMT4の機能を活用しながら、より自分の取引スタイルに合った環境を整えやすくなります。それぞれのポイントについて詳しく解説します。
VPSを利用してMT4やEAを安定して稼働させる
VPS上にMT4をインストールして稼働させることで、自宅のパソコンを起動していなくてもEAによる自動売買を続けられます。そのため、外出中やパソコンを使用していない時間でもEAを稼働させやすくなります。
また自宅のパソコンの電源やインターネット接続に左右されにくくなるため、取引を安定して続けたい場合にも役立つでしょう。
特に自動売買ではMT4が停止すると売買条件を満たしても注文を実行できないため、常に稼働できる環境を整えることが大切です。
インジケーターやチャート分析機能を活用する
MT4では、テクニカルインジケーターやチャート分析機能を利用できます。これらを活用することで、市場の傾向やエントリーポイントを分析する際の判断材料を増やせます。
複数の時間足を確認すれば、目先の値動きだけでなく大きなトレンドも把握しやすくなるでしょう。
バックテストで取引戦略を検証する
MT4のストラテジーテスターでは、過去のデータを使ってEAの売買ルールや設定を検証できます。実際の資金を使う前に取引戦略の妥当性を確認できるため、自動売買を始める際にも役立つでしょう。
ただしバックテストは過去のデータを使った検証なので、実際の相場で同じ結果になるとは限りません。そのためデモトレードも活用しながら、実際の値動きで取引戦略を確認することが大切です。
損切りやポジションサイズを設定してリスクを管理する
MT4では、損切り(ストップロス)や利確(テイクプロフィット)を注文時に設定できます。あらかじめ決済する価格を設定しておけば、相場を常に監視していなくても、設定した条件に達した際に決済できます。
また、ポジションサイズの管理やレバレッジの調整も重要です。取引数量が大きくなるほど、価格が動いたときの損益も大きくなります。ただし、過度なリスクを避けるためにも、取引量を適切に設定する必要があることには注意しましょう。
MT4の未来とMT5への移行
MT4には後継となるMT5があり、MT4よりも多くの機能に対応しています。
これから取引プラットフォームを選ぶ方は、MT5との違いを確認しておくと、自分に合った環境を選びやすくなります。
MT4とMT5の主な違いは以下のとおりです。
| 比較項目 | MT4 | MT5 |
| 動作スピード | 9種類 | 21種類 |
| 注文方法 | 基本的な注文方法に対応 | ストップリミット注文などに対応 |
| プログラム言語 | MQL4 | MQL5 |
| ストラテジーテスター | EAの検証に対応 | より高度な検証・最適化に対応 |
MT5はMT4の基本的な取引機能を備えながら、より多くの時間足や注文方法、EAの検証機能などに対応しています。幅広い機能を活用して相場を分析したい方は、MT5を検討するのもよいでしょう。
一方でMT4で現在の取引に必要な機能がそろっている場合は、無理に移行する必要はありません。利用したい機能や取引スタイルに合わせて選ぶことが大切です。
MT5の機能やMT4との詳しい違いについて知りたい方は、「MT5とは?MT4との違い・機能・選び方を解説」の記事を参考にしてください。
MT5への移行の際の注意点とは
MT4からMT5へ移行する場合は、現在利用しているEAやカスタムインジケーターなどをそのまま使えるとは限りません。またMT4とMT5ではプラットフォーム自体が異なるため、利用しているFX会社によっては口座について確認が必要になる場合もあります。
そのほかMT4からMT5への移行を検討している方は、以下の点を確認しておきましょう。
- MT4用のEAやカスタムインジケーターは、そのままMT5では利用できない
- EAを移行する場合は、動作確認や検証をやり直す必要がある
- MT4とMT5では口座の扱いが異なる場合があるため、利用するFX会社の対応を確認する
このようにプラットフォームを入れ替えるだけでなく、現在利用しているプログラムや取引環境の確認も必要です。
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まとめ
MT4は、初心者でも使いやすく、そしてプロのニーズにも応える豊富なツールや高い機能を備えており、多くのトレーダーや金融機関などで使われている取引ツールです。
外国為替取引(FX)は従来高度な知識や技術が必要でしたが、これを使えば初心者でも手軽に取引をすることができ金融取引においてMT4は非常に有効です。
MT4を利用する際には、機能や注意点をよく理解した上で有効的に活用してください。
※この記事は2026年8月時点の情報に基づいて執筆されています。掲載内容は将来的に変更される可能性があります。
※本記事の情報は、各ソフトウェアの公式サイトおよび開発元のドキュメントに基づいて作成しています。
最終更新日:2026年8月17日
この記事の執筆者について:
本記事は、Windows専門レンタルサーバーを20年以上提供する「Winserver(株式会社アシストアップ)」が運営する公式コラムです。
当社はMicrosoft SPLAパートナーとして、法人・個人を問わず多数の顧客に対し、Windows Server環境の導入・運用支援を行ってまいりました。
執筆・構成は、技術サポートとマーケティングチームが共同で担当。実際に社内導入やお客様からのフィードバックに基づいた情報をもとに執筆しています。
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