2024年1月末、Microsoftから次期サーバーOS「Windows Server2025」の発表がありました。
多くの分野で使われているWindowsServerがもたらす次期バージョンは、セキュリティ強化、クラウドやハイブリッド環境との統合、パフォーマンス強化などさまざまな新しい機能を含んでいます。
今回は、こうしたWindowsServer2025の概要や、新機能によりもたらされる新たな変化、技術者への影響について詳しく見ていきましょう。
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目次
WindowsServer2025の概要
WindowsServer2025は、2024年1月に発表されたOSで、サーバーOSとしてMicrosoftからリリースされている「WindowsServer」シリーズの最新版となります。
実際のリリースの時期はこれから明確にされますが、2024年の後半ではないかと予想されています。
詳しくは後述しますが、WindowsServer2025では以下のような内容が含まれています。
・無停止でOSのアップデートが行える「ホットパッチ機能」
・次世代のActiveDirectoryやSMBファイル共有機能
・ミッションクリティカルな運用にも耐えられるストレージ
・仮想マシンのパフォーマンス向上
・AIワークロードのサポート強化
など
WindowsServer2025の主な特徴
新しいWindowsServer2025はどどのような機能があるのでしょうか、そしてどのような改善がなされているのでしょうか。
- インターフェースの改善
新しいWindows Server2025では、Windows11ベースの使いやすいインターフェースが採用され、操作性が高まっています。
- インターフェースの改善
- パフォーマンス
新しいWindows Server2025では、ストレージレプリカの高速化や、高速かつシンプルなネットワークの活用、ダウンタイムの短縮のためのライブホットパッチ機能などパフォーマンス向上のためのさまざまな仕組みが盛り込まれています。
- パフォーマンス
- セキュリティの強化
新しいWindows Server2025では、サイバー攻撃を防ぐためのハードウェアやソフトウェアレベルでのセキュリティ強化や、セキュリティとスケーラビリティ向上のための次世代Active Directoryといった機能が盛り込まれています。
- セキュリティの強化
これ以外にも後述しますが、クラウドやハイブリッド環境との連携や融合など多くの新しい機能が盛り込まれています。
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クラウドやハイブリッドクラウドとの連携強化
WindowsServer2025の特徴的な機能に、クラウドやハイブリッドとの連携のさらなる強化があります。
ここでは、これらについて詳しく見ていきましょう。
Microsoftが提供しているクラウドサービスであるMicrosoft Azureでは、マルチクラウドやハイブリッドクラウドの管理が行える仕組みであるAzure Arcと呼ばれる機能が提供されています。
Azure Arcの機能は、端的に説明すると「AzureやAzure以外の仮想サーバー、オンプレミス環境をAzureポータルで統合的に管理する仕組み」で、大きく分けて以下の3つの機能を備えています。
- Azureポータルからのクラウド、マルチクラウド、ハイブリッドクラウド、オンプレミスの統合管理
- Azure Policy, Azure Security Centerによるコンプライアンス、セキュリティなどの統合管理
- DevOps統合によるアプリケーションの管理やデプロイの自動化
次期リリースであるWindows Server2025では、こうしたAzure Arcの機能を使えるようにしており、マルチクラウドやハイブリッドクラウドのシームレスな連携利用ができるようになっています。
WindowsServer2025のスムーズな導入に向けて
さまざまな魅力的な新機能や改善点などを持つWindowsServer2025。
実際の、この新しいOSを使うためには、導入と設定を行なっていく必要があります。
では、こうした導入と設定をスムーズに行なっていくためには、どのようにすれば良いのでしょうか。
OSやソフトウェアの導入を適切かつ計画的に行うための重要なポイントであるサポート期限の考え方も併せて解説します。
サポート期限の考え方
まず、サポート期限について解説します。OSやさまざまなアプリケーションには、いつまでサポートが有効といった「サポート期限」が設定されています。
たとえば、Microsoftの場合、Windows Serverでは、以下のような考え方が示されています。
サポート種別 | 期間 | 内容 |
メインストリームサポート | リリース後、最初の5年間 | ・セキュリティ更新 ・不具合の修正 ・新機能の追加 |
延長サポート | メインストリームサポート終了後の5年間 | ・セキュリティ更新 ・不具合の修正 *新機能の追加はなし |
ちなみに現行製品であるWindows Server 2022では、以下のように期間設定がされています。
- メインストリームサポート:2026年10月13日まで
- 延長サポート:2031年10月14日まで
OSの更新等を行う場合は、この期限を迎える前に対応を行う必要があります。
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導入は計画的に進めよう
OSやアプリケーションなどを更新、導入する場合は、計画的に進めていくことが不可欠です。
もちろん、新規導入と更新では少し考え方は違いますが、たとえば以下のようなポイントが押さえるべきものとなります。
<新規導入>
・予算、目的やニーズに合っているのか
・信頼性や実績はあるか
<更新>
・いつまでに現行OSのサポートが終わり、それまでに導入が完了できるか
・予算、目的やニーズに合うか
・現行ソフトウェア等への影響を解決できるのか
こうしたことを踏まえた上で、計画的に進める必要があります。
特にサポート切れのOSの更新などで検討するなど、期限が切れるとセキュリティ上の課題となります。
こうした問題になる前に対応するようにしましょう。
エンジニアにとっては何が変わる?
WindowsServer2025の新しい機能や改善・強化されるさまざまな点は、利用者にとって大きな進歩となります。
そして、実際に構築や更新作業、保守や運用に携わるエンジニアにとっても大きな変化となります。
最後にエンジニアにとってのWindowsServer2025のリリースに伴う影響や向き合う心構えなどといった点について見ていきましょう。
新たな管理ツールとオートメーション
Windows Server 2025は、さまざまな新しい機能が追加されています。
それらの大きなものの一つに「新しい管理ツール」と「オートメーション」があります。
ここではそれらを解説します。
新しい管理ツールには、以下のような特徴があります。
- カスタマイズ可能で、リアルタイムのパフォーマンスやシステム状態が確認できるダッシュボード
- よりシステムの健康状態を把握しやすい管理コンソール
- オンプレミスやクラウドを一元管理できる管理コンソール
こうしたツールは、直感的で使いやすいインターフェースによって、管理の簡素化と効率の向上を実現しています。
また、もう一つが「オートメーション」です。
以下のような仕組みによって日常的なタスクを自動化して、効率化と人為的なミスの削減を実現しています。
- 拡張されたPowerShell
- 管理タスクを自動化するためのテンプレートの提供
- Azure Automationとの統合によるクラウドベースのオートメーション機能の活用
こうした新しい機能により、Windows Server2025はこれまで以上に優れたOSとなっていると考えられます。
アプリケーション開発の効率アップ
Windows Server2025は、アプリケーションの開発者にとっても有効な機能やツールが提供されています。
例えば、それらには以下のようなものがあります。
- 最新APIやSDKによる高性能でスケーラブルなアプリケーションの開発
- Dockerなどのコンテナ技術との互換性の強化
- CI/CDの統合や最適化。Azure DevOpsやGitHub Actionsとの統合による開発ワークフローの自動化
- TerraformやAzure Resource Manager (ARM) テンプレートなどIaCの実現
このように、さまざまな新しい機能が搭載されることになっています。
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エンジニアの向き合い方
さまざまな新しい機能が加わったWindows Server 2025のリリースは、それを扱うエンジニアにとっても大きな出来事です。
では、エンジニアはどのようにこの新しいOSに向き合って行くのが良いのでしょうか。
<学習による知識と技術の習得>
まずは、Windows Server2025に関する技術や知識を習得することが必要です。
<Windows Server2025に合わせた手法やツールの活用>
アジャイル開発やツールなどWindows Server2025に合わせたやりかたに変えていきましょう。
<新しい技術の活用>
クラウドやオープンソースを積極的に活用しましょう。
積極的に新しい技術を学びながら、それに合わせて変化していくということが新しいOSを扱うエンジニアに求められる内容です。
まとめ
2024年1月にMicrosoftから次期サーバーOSであるWindowsServer2025が発表されました。
今回のWindowsServer2025は、セキュリティの強化やパフォーマンス向上、ユーザーインターフェースの改善、クラウドやハイブリッドクラウドの連携などさまざまな新機能の追加・改善が行われることになっています。
導入を行う際には、今回解説したようにサポート期限などを考慮しつつ計画的に行なっていくことが不可欠です。
解説したポイントを押さえてスムーズに導入を進めるようにしましょう。
こうした新しいOSやソフトウェアは利用者にとっても大きな変化となるだけでなく、それらを導入するエンジニアにとっても新しいものであり、変化があるものです。
しっかりと把握をして準備と導入を進めましょう。
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